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2009年11月30日(月)

ボーイズ・メイ・メイクアップ 

(12.9 一部修正しました。さすがに書き方が失礼すぎたので;)
■第一回東京化粧男子宣言に遊びに行ってきました。
美を競う男の子のミスコン「東京化粧男子宣言!」イベントレポート | トピックス | 東京ナイロンガールズ
女のコがパンツスタイルでも「男装」とは言われないのに、男のコが「可愛い」アイテムを身に着けたり化粧をすると、「女装」だと言われてしまう。そんなの、ヘンじゃない?ということで、可愛くなりたい男のコを女のコがコーディネートしてあげる、ミスターコンテスト形式のイベントです。
【11/26】「東京化粧男子宣言!~Tokyo Cosme Boy Contest~」【東京】 - 隠フェミニスト記(仮)サマで、たまたま知ったのですが。

私:「そういえば、化粧男子宣言ってのがあるんだってさー」
同級生♂:「ちょっと、何で知ってんの?!」
私:「…えっ?」

あんまりものすごい驚かれっぷりだったもので、まさか出演者で、それを学校つながりの友人に知られたくなかったのだろうか、とむしろこっちが慌ててしまいました。お前が化粧するならぜひ見た…いやなんでもない。聞くと、知り合いの方からお手伝いを頼まれたのだとか。もともと広くもない深海魚の関心範囲、いつどこで何がつながってしまうか、わかったもんじゃありません。
友だちが関わっていると知ったからには、なおさら行かなきゃなりません。いおも誘って、いそいそとチケットを予約しました。

【More・・・】

■といっても、当日は電車が遅れて…というより、電車が遅れていることに気づいてあわてた深海魚が、パニックになって迂回路を探すのに時間を食いまくったせいで大幅に遅刻してしまい、肝心のアピールタイムが少ししか観られなかったのですが。おまけに、2階席に座ったので肝心のメイクが良くわかりません。ちきしょう、バーレスクダンス観たかったぜ…!ちなみに、いおは寝過ごして欠席しました。彼女も、私も、悲しいまでにいつもどおりです。

モデルの「化粧男子」さんたちは、ビジュアル系に裏原系、花魁風、花嫁衣裳、ストリップダンサーから男装の麗人まで、様々な衣装をまとって舞台に登場します。「女装」ではなく「化粧男子」だ、と主催者のことばにあったのですが、当日の顔ぶれを見て納得がいった気がしました。これって、女のコが一度は着てみたいけど着られないようなファッションとかぶるのです。「女子のマネ」ではなく、それを越えていくってことなのかな。その分、ちょっと「着こなせてなさ」が気になるのですが…ああわかったぞ。段取りのぐだぐだ感も含めて、この雰囲気はアレだ。文化祭のファッションショーだ。
個人的に面白かったのは、エントリーNo.6のるるさんがテーマ「小悪魔なお嬢様」なのに、仕上がりは、小悪魔は小悪魔でも小悪魔agehaになっていたことでした。あ、でもどっちも「嬢」ですね。

休憩を挟んで、第二部はモデルさんとスタイリストさんが舞台上に勢ぞろいし、それに総合プロデューサーの井上魅夜さんとナレーターのにしだ奈波さんを交えてトークショーが行われました。「誰か気に入ったコは?」と話を振られて、結構辛らつなコメントを返す審査員の方々。
いがらしゆみこさんがここで、エントリーNo.8のスタイリスト凛さんを男性と間違える。ボーイッシュな女麺さん(女性のV系バンドメンバーのこと)って、うっかり見間違えますよねえ…。私も前に、間違えたことあったなあ
三橋順子さんが指摘されていましたが、トークの間、るるさんの座り方が本当にキレイで、私も見とれてしまいました。その一方で、にしださんの脚がすごい開いてる…!ただ、たて巻きツインテールに赤いロリィタさんなワンピースはすごく可愛くて、どこのブランドのものなのか気になりました。あっ、でもでも、もっとパニエでスカート膨らませたほうがいいと思います!

そして、投票&集計タイムに。表彰式ではスポットライトのトラブルに会場が笑いに包まれたりもしましたが、無事、賞の授与が行われました。審査員特別賞は、日常に溶け込める自然さと細部のセンスのよさが評価された、エントリーNo.2のみなみ&ペキ子ペアが。グランプリは「当然るるさんでしょう」(by いがらしさん)ということで、エントリーNo.6のるる&ひなどりペアが獲得しました。
どうでもいいことですが、終了後に客席を見渡して思ったのは、女子、というより一目してそれと分かるバンギャさんが多いなあ、ということでした。今のところ3次元で「男の娘」と「化粧男子」に最も近いのは、V系の女形と非女形のバンドマンたちなのかもしれません。私もバンギャなんですけどね。

■実はこのイベント、行く前から少し疑問に思っていたことがありました。井上さん曰く、「女装ではなく化粧男子」のはずなのに、モデルさんたちのメッセージを見ると「女装は初めてですが…」と、メイクをして着飾ることを「女装」として定義されている方が複数見受けられたのです。主催側と参加者との間に意識のズレがあるのだろうか、と首を傾げさせられました。そして、その疑問は審査結果を受けて、より大きくなりました。「女装としてできのいい」方が選ばれたようにしか、思えなかったのです。いや、そりゃ受賞者のお二人は可愛かったけどさ。ていうか、私もみなみさんに入れたけどさ。さりげなくレコードバッグ持ってたのにヤられたんだもんしょうがないじゃん!
…話がそれました。別に「女装はダメだ」と言いたいわけではないのです。ただ、私は「女装」と「男の娘」と「化粧男子」を、それぞれ別の方向性をもったものだと認識していたので、「女装コンテストと化粧男子コンテストは違うじゃん」と思ってしまったのですね。女性的とされるアイテムを女性の装いのコードにそって身につけることと、女性的とされるアイテムの組み合わせを解体して取り入れ、新たな「男性ファッションのコード」をつくりだすことの違い、というか。たとえば、最近取りあげられる「ユニセックス男子」や「スカート男子」の装いを、私なんかがそのまま着れば、やはりそれは「男装」(もしくはボーイッシュな女子)になると思うのです。その差異は、特にスタイリストさんたちには強く意識されているように思いました。上でも述べたように「一度は着てみたいけど着られない」ような、装飾過剰なファッションが多かったのですが、女性的な記号を過剰に身にまとうことで、むしろそれが女性的とは認識されなくなる、というのはコード解体の一手法だと考えているので。フリルとリボンを大量につけたロリィタさんやデコラちゃんが、ふつう「女らしい」とは言われないことを想起していただければ。
しかしその方向性が、審査に十分反映されているとは、あまり思えませんでした。結果的に、イベント全体のコンセプトがぼけてしまったのではないでしょうか。

…と、思っていたけど、トークショーでのみなみさんの発言を聞いて、いろいろと考えさせられました。普段からユニセックスなファッションをされているそうなのですが、それを「女のコまではいかないけど、中性的なカッコをしてます」と表現していたんですね。私は「ユニセックス男子」を「中性的」と感じたことは一度もなくて、サラリーマンのスーツや、スポーツウエアや、ギャル男やB系やアキバ系と並列される男装(この場合は、着る人のジェンダーにかかわらず男性ファッションをまとうこと)の一ジャンルとして把握していました。しかし女のコの「ボーイッシュ」に対応する男のコの「ガーリィ」がない現状では、男性的―中性的―女性的、と直線的に理解されているのかな、と。私が「ユニセックス」なファッションをごく自然に「男性ファッション」として解釈できたのは、女性ファッションの多様化された現代に生きる、シスジェンダーの女だからなのでしょう。
というか、「自然で街に溶け込める」ことを評価基準とすれば、どうしても既存のコードに親和的なものが高評価を受けやすくなる気がします。「自然」ってのはたいてい、見慣れてるってことなのだから。そこから外れてなお「似合う」ためには、とんでもなく高度なセンスが必要とされてしまいます。
男のコのファッションとして化粧をすること、つまり「化粧男子」は、まだまだ生まれたばかりなのです。正直なところ、大半の方に着こなしのぎこちなさを感じてしまいました。しかし、時間をかけて、着る側がセンスを磨くだけでなく、見る側も「男の服」の概念を書き換えていくにつれて、それは「自然で街に溶け込める」洗練されたファッションへと成長していくのでしょう。女装やV系なども参照して、それらとの差別化を図りながら。というわけで、次回以降に期待。

■終演後の撮影タイムでモデルさんの写真を撮らせていただきたかったのですが、報道陣の取材の間に入りこむタイミングを見計らっている間に冒頭の友人が話しかけてきたため、撮りそこねました。ケータイのカメラ片手におろおろしてた不審な女は私です。
なので、近くのラーメン屋の前にたまっていた猫のピンボケ写真でお茶を濁させていただきます。
にゃにゃんがよん。

■ところで今回の会場はムーブ町屋のホールだったのですが、ちょっと微妙だなーと思ってしまいました。コンサートや講演に使うようなホールでは、どうしてもステージとの距離を感じてしまいますし、服やメイクの細部が見えづらいのではないでしょうか。お祭りのように盛り上がるならスタンディングのフロアのあるライブハウスの方が楽しそうですし、ファッションショーならばフロア中央に円形ステージや花道を設けた会場で観たいと、個人的には思います。
関係ないけど、こういうイベントの会場を「箱」と呼ぶか「小屋」と呼ぶかで、その人の属してるコミュニティが分かるよね。

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テーマ : イベント - ジャンル : サブカル

タグ : おでかけ イベント ファッション 東京化粧男子宣言

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Comment

「まりあ」の件、ありがとうございましたm(_ _)m

されから、よかったら覗いて見てください。
(会) |  2009.12.05(土) 15:58 | URL |  【編集】
●大変遅くなりました;
すみません、コメントをいただいていたのに気づかなくて・・・
いえいえ、大したことができず、すみません^^;
サイトのほう、後でのぞかせていただきますね~
深海魚 |  2009.12.18(金) 15:48 | URL |  【編集】

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