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2009年06月03日(水)

続今ではないいつか、ここではないどこか。 

前回の続き)
■前日のセッションから引き上げ、いお家で次に遊ぶシステムのお勉強をします。お部屋にあったお酒を、勝手にがんがん開けつつ。
エンゼルギア 天使大戦TRPG The 2nd Edition (ログインTRPGシリーズ)エンゼルギア 天使大戦TRPG The 2nd Edition (ログインTRPGシリーズ)
(2009/04/25)
井上 純弌F.E.A.R

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この日のために、いおが後輩からルールブックを借りてきてくれました。彼女と後輩さんに感謝。
舞台は現実とよく似た地形と歴史を持つ仮想世界。第二次世界大戦周辺と核についての歴史を、教科書程度でいいので知っておくとすんなり背景を理解できます。大戦初期、〈統一帝国〉と同盟を組んでどんどん勢力を伸ばしていた島国〈ヤシマ〉は、〈合衆国〉が人類を滅ぼそうとしているらしき〈天使〉を戦力として導入したことで、一気に巻き返されてしまいます。はい、どの国が現実のどの国に対応しているのかは、言うまでもございませんね。
この〈天使〉は原爆やチェルノブイリ等の寓意として作られていて、ニガヨモギつながりでヨハネの黙示録なんかも関わってくるわけですが、まあそれは置いといて。その後、対戦は非常に長く続くのですが、最終的に〈合衆国〉は〈統一帝国〉を滅ぼし、世界のほとんどを同盟国として傘下に置いて圧政を敷きます。〈ヤシマ〉も現代日本の領土の範囲までの撤退を余儀なくされ(加えて〈呪法爆弾〉で広島と長崎、東京にあたる地域を壊滅させられ)、鎖国の道を選びます。
なんだか、人文系脳みそを作動させればもっともらしいポストコロニアル批評でも書けそうな世界観ですが、ともかくその敗色濃い戦線下で、〈ヤシマ〉および亡命してきた〈統一帝国〉の軍人として、〈天使兵〉と戦うのがPCのお役目です。「シュネル・ギア」と呼ばれるロボットのような物に乗る、主戦力となるキャラクターのほかに、人造人間や機械化兵、司令官、科学者といったさまざまなキャラが作れます。

【More・・・】

いお家に着いた時点でかなり時間も遅く、集中力を酷使した後だということもあって、2人ともとっくにおねむです。最低限、戦闘時の判定や計算の仕方だけ頭に叩き込んでとっとと寝よう、と言いあって予習をはじめたはず、だったんですが…
ふと気づけば、時計は5時を指しています。それなのに、2人とも背景世界の細かい設定ばかり読み込んで肝心のルールはさっぱり。特に私にいたっては、「ホムンクルス(クローニングによる人造人間)のキャラクターは、同じオリジナルを持つ者同士が出会ったり、オリジナルとコピーが出会ったりしてしまうと一気に心身が不安定になる」などというものすっごいどうでもいい設定は覚えているくせに、何か行動するときにダイスをいくつ振るかさえわかっていない、というひどい有様でした。数字は書いてあることにさえ気づかず読み飛ばす、残念な頭をしてるもんで。

■2日目
眠い目をこすりつつ、町田まで移動してK君、お友だちのJさん、前回GMをやってくださったMさんと合流します。フリータイムで借りたカラオケボックスに入り、早速ゲーム開始。今回のあらすじと、各PCの簡単な経歴を記したハンドアウトをいただきました。深海魚はハンドアウトを使った経験がなかったので、あまり設定盛りだくさんだと難しそう…と、一番決まっている事の少ないPC2を選択。後で知ったのですが、たいていPC1(一番先頭に書かれているキャラ)が主人公で、どんどん事件に巻き込まれていく初心者向けなのだそうです。それに対してPC2はシナリオの大筋とかかわる設定が少なく、PLが積極的に動かないといけないので難しいのだとか。どんだけ身の程知らずの初心者ですか、私は。
さて、あらかじめ決まっていない部分はもちろん勝手に作っていいわけです。今度こそ男のコをやるぞー。

私:「褐色の肌にしたいけど、ガングロはNPCにいるし、昨日のとかぶるなー」
いお:「じゃあ、フィリピーナがいい!」
私:「いや、男のコだよ?」

というわけで、フィリピン(にあたる国)人女性とヤシマ人男性との間に生まれた、認知されていない息子にしました。お母さんはかつて占領下で慰安婦にされていたか、もしくは元ジャパゆきさん、ということで。珍しく設定からシリアスに挑戦してみたんですが、明らかに何か間違っています。

私:「シュネル・ギアに乗ってる14歳です。小さい頃から基地の下働きをしていて、最近才能を見出されてギア・ドライバーになりました。褐色で、ちっちゃくてちょこまかしてますが、グラスランナーではありません

うん、シリアス無理だった。
いおはPC1のホムンクルスを選び、Mさんは彼女を創作した科学者、Jさんは私のキャラの父親代わりになっている統一帝国出身のベテラン・ギア・ドライバーを、それぞれ作成。私以外はハンドアウトやダイスで決まった経歴を利用して他PC・NPCとの関係をどんどん作り上げていて、「そっか、ハンドアウトってこうやって使うんだ…」と大変勉強になりました。

■プレイングは…ひたすら、アツかった。もともと次のコンベンションで使うシナリオのテストプレイだということで、限界に挑戦するためにロールプレイ派の人ばかりを集めてみたのだそうです。だから、みんな上手いの。演技が。Mさんはどんどんゲームの方向性を決めてリードしていくし、Jさんのツッコミも冴えてます。その中でも、特にいおが神がかってました。頑なで表情の少なかった主人公が少しずつ心を開いていく様子を、どうやったらそんなに最初から全部決めていたかのように演出できるんですか。ていうか、私はここにいていいんですか。
プレイ中、「コイツ今いいこと言った!」と思ったら「チット」と呼ばれるカードのような物をそのプレイヤーに渡すことになっていて、受け取ったチットでキャラを強くできるんですが、もう渡し方が半端なかったです。しまいに束でつかんでそのまま投げつけたり、「カードが足りない!いっそ私の得票からもってけ!」となったり。みんな、自分の票数を数えるのが追いつかなくなっています。一応私も、「かわいいんだよっ!」とか、「いいショタだ!」とかいうことばと共に、結構な数をいただけました。意外なことに、かわいい系男キャラ、というのは実際のセッションではあまり見ないのだそうです。みんな、陰のある二枚目がやりたいんでしょうか。とはいえ、背伸びしたい少年らしく女キャラ相手にカッコつけてたら、途中から「誠死ね」しか言われなくなったんですけどね。おっかしいなあ。
さて、そんな感じで夢中で遊んでいる内に、その場にいる全員に暗黙の了解ができあがります。

「もう、時間とかどうでもよくね」

空気を読んで、時間管理を放棄するGM。途中でお昼のフリータイムが終わったので夜のフリータイムに移行してもらい、夕ごはん時など当然無視してゲーム続行。キャラ作成を含め2時くらいから始めて、当初から天使化(キャラクターが〈天使〉になってしまい、使用不可になる)したいと言い張っていたいおが見事目的を果たし、エンディングを済ませたころには夜中の12時になっていました。当然終電があるわけもないので、そのまま朝まで、TRPGトークをしたりキャラクターのイメージに合いそうな曲を歌ったりして過ごしました。この日は日曜で、翌日は仕事や学校がある人がほとんどだったのに、よくやるよ。私もな。
というわけで、お腹いっぱい過ぎて何か出てきそうになるほど、TRPGを堪能してきたのでした。おかしい、こんなに消耗する遊びだったっけ…

J:「(深海魚のキャラ)ってよく考えてみると、少年漫画の主人公要素そろってるよね。成長していくし」
いお:「それでいてエロゲーの主人公の風もあり」
私:「逆ハーレム少女漫画によくいる、ショタかませ犬のような言動でもあり」
いお:「3つ全部足して、割らない」

自分で演っといてなんだが、それ普通キャラ破綻って言わないか。

■へびあし
「エンゼルギア」の世界では、〈ギア・ドライバー〉のほとんどは14歳という設定になっています。多くのシステムで一番人気が集まるだろう16歳や17歳ではなく、あえての「14歳」。まあ、今回14歳なのは私のキャラだけでしたが。
けど、「14歳」が特別な意味を持った記号として通用しうるのは、いったい何時までなんでしょうか。たとえば、エンゼルギアをプレイする層のどれだけが「透明な14歳」だとか「14歳の心の闇」なんて言い方を知っている/覚えている、のだろう。神戸連続児童殺傷事件は97年。桜井亜美の14―fourteen (幻冬舎文庫)が出たのだって、もう10年も前だというのに。

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タグ : ゲーム プレイレポート TRPG エンゼルギア

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