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2009年04月30日(木)

ドキッとさせてくれるなあ 

深海魚の幼なじみの理系女子(笑)は、現在就職活動の真っ最中です。女のコものがたりに出てきた彼女のことなのですが。とても真面目で、成績も授業態度もよくて、おまけにサークルで創作活動をしたりボランティア団体を運営したりと、ちゃらんぽらんかつ何事も消極的な私などよりはよっぽどいい学生なんですが、不況のあおりを受けてなかなか難航しているようです。
…まあ、私がやったらもっと難航するだろうけど。
理系らしく(?)文章を読み取ったり、書きことばで自分を表現するのだけはどうにも苦手らしく、就活をしたこともない私も、時折書類作成の手伝いを頼まれます。その流れで、いろいろ話を聞くことも多いのですが。

【More・・・】

友:「面接受けてるとさ、結婚とか子どもをつくる予定とかたまに聞かれるんだよね、うぜー」
私:「あー、そういうのってあるらしいね。最初から色眼鏡で見てくるヤツ」
友:「他にも『うちは女性の方も多く活躍しておりますので』とか『女性が働きやすいような職場を目指しておりまして』とか、聞いてもないのに言ってきてさ、余計なお世話だっつーの」
私:「へ、それは別にいいんじゃない?」
友:「なんで、女が来ると、そういうこと言うわけ?あたし、女として見られるのいやなんだけど」

…あ。
目から鱗が落ちる、とはこういう体験のことを言うのでしょうか。

もちろん、そうした「女性向けの配慮」が必要ないわけではないのです。現に女性にとって企業で正社員として長く仕事を続けていくことを阻む要因が世の中に多くある以上、「女性」にフォーカスしてそういうものを是正していかなければいけないのは、当たり前のことです。実質的な不平等を放置したまま形式的な扱いだけ同じにするのは、かえって不平等を拡大することにしかなりません。そりゃ、最初から100メートルのハンデをつけられているのに「平等に」同時スタートで競走させられるようなものですから、当然です。そして、不平等の是正は現にその場に女性が増えていくことによってはじめて、進んでいくわけです。往々にして。
不平等は「女の子扱いされたくない」女性にも、避けがたく降りかかります。だから、面接官が提示したのは彼女にとっても、有益な情報ではあります。それは踏まえたうえで、友人の覚えた違和感は、やっぱりもっともだと思うのです。だって、きっと男性の志願者は、そういう話はされなかったわけですから。「女性が働きにくい」という問題を「女性の問題」にされてしまっているんですね。そして、女性だけが、「女性」であることを理由に、そうした問題を意識するように求められてしまっているのです。面接という権力関係のある場において。そもそも「私」である以前に「女A」として認識されてしまうことそれ自体が、暴力的でもあります。彼女が納得できなかったのは、そうしたことなのでしょう。

私は「フェミニスト」とはおこがましくて名乗れませんが、フェミニズムにはそれなりに関心をもっています。そうなったきっかけは、友人が話してくれたような、日常のあちこちでの「なんか納得いかない」というプリミティブな違和感だったはずなのです。そこから出発したはずなのに、いつの間にか忘れていたような気がしてなりません。
こうやってふと、私を原点に引き戻すようなことを言ってくれるから、彼女とのガールズトークは、やめられない。

■へびあし
「権力関係のある場」って書こうとしたら、「権力関係のアルバ」って変換されました。

↓アルバ大好き黒ギャルだったあなたはコチラ。私?私は違うよ?
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