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2008年11月24日(月)

続・これは帰郷ではなく旅行なのだ 

■天津・上海
友人(鉄オタ)の要望により、新幹線「和諧号」に乗るためだけに天津へ。せっかく来たのだからということで、小さい頃によく遊びに行った水上公園と天津タワーを訪れてみたのですが、すっかり寂れてしまっていてげんなりしました。満員にならないとエレベーターが動かないとか、何それ。げんなりしつつもついつい長居してしまって帰りの新幹線に乗り遅れ、しかも道が渋滞していて危うく上海行きの汽車に乗り損ねかけました。荷物運びのお兄さんに法外なチップをむしりとられつつ、何とか乗車。
友人(鉄オタ)いわく、最近「直達特快」という、新しくてキレイな直通夜行特急ができたとのことです。それに乗るつもりで意気揚々としていたのですが、中国についてすぐにチケットを買いにいったにもかかわらず、すべて売り切れ。「臨時列車が出ていて、それならまだ空席がある」とのことだったので、仕方なく30元ほど割高の寝台券を買いました。ケチの深海魚さんは「ちょっと高いんだから、硬臥(普通寝台)にして節約しよう」と主張したのですが、友人の強い反対により結局軟臥(グリーン寝台)を購入。臨時列車らしく車両は寄せ集めの古いもので、硬臥車の悲惨なまでのボロボロっぷりに友人の判断の正しさを思い知りました。まあ、本当のケチはそもそも寝台券なんか買わずに、硬座(普通席)とか無座(席なし。デッキとかに乗る)のチケットで何十時間も旅するんですけどね。

【More・・・】

もともと乗るつもりだった列車は夜8時半出発で、翌朝10時ごろに上海に到着する予定でした。私たちが乗った臨時列車は、夜6時半発。直達特快より時間はかかるだろうとはいえ、すいすい走っていることだし、予定時間くらいにはつくよね、と高をくくっていました。

友:「一応、到着時間聞いてきてよ」
私:「この列車って、明日何時くらいに上海に着きますか?」
乗務員:「うーん、午後3時…は回るなあ。4時前くらい?」

えーっ?!
いやいや、なんかの間違いだよね。こんなに速いもん。万一本当だったとしても、寝台だし、グリーンだし、寝てやり過ごせばいいよね、うん。

案の定、南京をすぎたあたりからだんだんスピードが落ちてきます。最初はひたすら眠っていたのですが、それでも揺れる汽車の上では体力が消耗する一方です。正午を回ったあたりから、かなりつらくなってきました。そして、いきなり臨時駅らしきところで停車。どうやら動車組(新幹線)と待ち合わせするようです。
ゴーッ。窓の外を新幹線が通過します。
ゴゴーッ。まだ通過します。
ゴゴゴーッ。まだまだ通過(ry
ここで鉄オタ、切れる。

友:「もうヤダ、降りる!降りてあっちの新幹線に乗り換える!
   お前ちょっと、途中下車できるか交渉してこい!」
私:「…ええっと、この駅で下車できます?」
乗務員:「できません」

…ですよねー。
すごすごと個室に戻ると、乗務員さんがやってきました。

乗:「君たちアレだろ、向こうを走ってる動車組にのりたいんだろ?」
私:「…だってさ」
友:(すごい勢いでうなずいている)
乗:「日本から来たんだっけ?じゃあきっと、あっちで新幹線に乗り慣れてるからそう思うんだろうね。
   日本は狭いしダイヤもしっかりしてるから、そういうこともできるかもしれないけどね。中国は国土も広いし、上海に行きたい人は大勢いるんだから。
   この臨時列車だって満席で、もう一本追加が出たぐらいだ。乗れただけ運がいいんだよ。わかるだろ?」

せつせつと、諭されました。穴があったら、入りたい。二本も臨時列車を出せるくらいダイヤに余裕があるなら、最初からもっと特急を走らせとけよと思わないでもないですが。

結局、都合6本もの新幹線に抜かれ、汽車は最初に予告された到着時刻ぴったりに上海駅に入ったのでした。
社内で調理して保温ワゴンで売りに来るので、ホカホカです
写真は車内販売で買ったお弁当。ウインナー(ただし粉っぽい)と肉団子(やっぱり粉っぽい)、きゅうりと粉条(太い春雨)の和え物にもやしの炒め物、味玉と白いご飯がついて15元。粉っぽいとか書きましたが、おいしかったです。まあ、駅で買えば8元なんだけどね!(泣)

上海に来たのは3度目なのですが、私以外のメンバーはみんな中国旅行自体が初めてだったこともあり、割と普通に観光しました。豫園に行って、夜は着飾って新天地になんか出かけてみたり。けれど、新天地は何もかも高いばかりでお料理もたいしておいしくありません。ぶっちゃけキミタチ、顕示的消費がしたいだけだね?みたいな場所です。
そこで翌日の晩は、私の提案で「老電影珈琲館」という、ちょっと昔の中国映画がみられるカフェバーにいくことにしました。ところで、中国といえば屋台です。私の育った天津では、朝食は自宅で作らずに朝市でテイクアウトするのが基本でした。この珈琲館の付近にも、屋台や小さな食堂が出している夜店がたくさん並んでいます。せっかくなので、店でお酒を飲む前に外で晩御飯を食べていくことにしました。友人たちはおなかを壊したりするといやだからと渋っていたのですが、「チューゴクジンのあたしが大丈夫って言うんだから、信じろ!」と根拠のない自信で強行突破。かつて同じことをやって、何度か寝込んだことがあるのは秘密です。さっそく、大なべでごま餡入りのお餅を揚げている初老の夫婦の屋台に近寄りました。

私:「二つくださいー」
おばちゃん:「1.5元だよ」
私:(10元札を渡して)「おつりいただけます?」
おばちゃん:「あら、こんなに大きいとおつりが出ないよ。
       (傍らの夫らしき人に)あんた、ちょっと向かいの店行って崩してきてくれる?」

えええええ。10元(約150円)が崩せないなんて。経済発展の象徴のような街で、日本の物価感覚からしても決して安くないようなお店も多い上海ですが、一歩店の外に出ればこういう金銭単位で生活している人というのが普通にいるのです。格差社会なんて可愛いもんじゃねえ。
結局、みんなでコインをかき集めて何とか1.5元を作りました。それ以外にも適当に買い込んで、各自100円くらいで腹ごしらえ完了。

私:「これだよ、これが中国国内で持つべき金銭感覚の基準だ!
   みんな、『安ーい』とか言いながらぼったくられる前に今のことを思い出すんだよ』
友:「まあ、金はあるからケチる必要ないんだけどね」
私:「…ブルジョワめがっっ」

このあと店に入って、98元もするお店で一番高いワインなんか空けて、せっかく取りもどした金銭感覚を一瞬で台無しにしたわけですが。え、別に高くないって?ブルジョワめがっ!!

へびあし
お昼に商店街を歩いていたら、観光客らしき白人のおばちゃんが「写真を撮らせてくれ」とやってきました。深海魚、ときどきこうやって写真を頼まれることがあります。

おばちゃん:(デジカメの画面を見せながら)「Look! Nice photo. Very beautiful girlfriend! (見て、ステキな写真よ。とてもきれいな彼女さんね!)」
私:「Thank you. (ありがとうございます★)」
友1:「Maybe...? (あー…多分?)」
友2:「No. Absolutely no. (違うね。ぜんっぜん違う)」

お前ら…
というか、どう見ても一緒にいた男友達の彼女に間違われてるんですが。まあ、ここで「He isn't my boyfriend. Just a friend!」とか叫ぶのも空気を読めてない感じなので、そのままにしておきました。ちなみにちょうどこのとき、私が着ていたシャツワンピには「GOOD BYE BOYFRIEND!!」と、大きく縫い取りがされていたのですが。
…ていうか、あの写真、流出とかしてないといいなあ。

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テーマ : 中国旅行 - ジャンル : 旅行

タグ : 御バカ日記 旅行記 中国 上海

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