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2008年07月22日(火)

悪食系女子の恋愛学 1 

タイトルはパクったけれど、森岡正博の新刊
草食系男子の恋愛学草食系男子の恋愛学
(2008/07/16)
森岡正博

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とは特に関係ない。というか、深海魚はその本を読んでいない。いわゆる恋愛ハウツー本のたぐいには理屈以前の嫌悪感があって、どうしても最初からあら捜しをしにかかってしまうからだ。いっそ論文にしてくれれば、すんなり読めそうなんだけどなあ。草食系男子のふるまいというのは「無痛化」志向とは違うんだろうか、とも思うのだけれど、『無痛文明論』も未読なので余計なことは言わないでおこう。

さて、深海魚は恋愛に関しては相当な「悪食」である。単に好みが少数派だというだけではなく、好みのタイプと実際に手を出そうとする男がまるで一致しないという、自分の好みから見ても悪食なのだ。誰かピアスで小柄ないい人紹介してください。
こうなってしまうのも、きっとあたしの恋愛戦略のせいだろう。気になる人ができれば、もちろん相手も自分を意識するようにアピールすることになる。けれどあたしは、ブログではなんだかんだ取り澄ましたようなことを言っているけど、結局この社会の中のジェンダー規範に乗っかったアピールの仕方しか知らない。さりげないボディタッチをする。思わせぶりな態度を取る。告白は自分からせずに相手が決意するのを待ち、言われたら恥ずかしそうな顔で「えっ…」とか言って顔を覆ったりしてみる。ここぞとばかりに奥手で受動的な女子を演じる。考えてやっていることもあるし、考える前に体が動いていることもある。普段のあたしのふるまいや言葉遣いを考えるとヘソが茶を沸かしそうだが、それでも通用してしまうのだ、コレが。
当然、関係が成立するのはこのような「女のコらしさ」に魅力を感じるような人とだけになる。けれどあたしは、「女のコらしい」奥ゆかしさや、消極性や非力さを期待されるのが好きではない。こんなやり方をしてしまう自分がとてもとても姑息に思えて、そのたびに自己嫌悪してしまう。同時に、こんなくだらないものが通用する相手がとても陳腐で、どうしようもないヤツに思えてしまう。

【More・・・】

たとえその人がはじめからそんな人だったわけじゃなかったとしても、結果は一緒だ。だって、あたしの側のアピールは上に書いたようなくだらない形で行われるのだ。相手があたしに好意を持っていることを示したければ、そのくだらないものを評価してみせるしかない。そんなものに惹かれ、あたしの「女のコらしくない」部分には興味を持たない男になるほかないのだ。
これは、あたしの側だけに言える話ではない。逆もそうだろう。もっとも、あたしは自分の「オトコ」を前面に押し出してアピールしてくる男に興味を持つことはそうそうないのだが。とはいえ、そんなやり方しか知らないで四苦八苦している男のコになら、くらっときてしまうことはある。
もちろんあたしだってそれでいいとは思わないから、「違うあたし」を見せたりわざと露悪的にふるまって何とか「女のコ」アピールの弊害を打ち消そうとする。けれど、一度で築かれてしまったコミュニケーションのパターンは、そう簡単には変わらない。結局、つまらないやり方でつまらない男を捕まえて自己嫌悪する自分、になってしまいがちだ。なんて、くだらない。

ああ、そうか。だからあたしは、恋人や性的パートナーと長続きしないのだ。恋愛関係を成り立たせるまでの過程が、お互いを「つまらないヤツ」にさせていくゲームのようになってしまっているのだから。しかも悪いことに、あたしはそれを面白がってしまって、軌道修正のできないところにくるまで続けることがままあるのだ。そんなんで、得た相手を魅力的だと思えるわけがない。
なんだか若くして開いてはいけない悟りを開いてしまったようだけれど、さて、これからどうやって生きていこう。
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