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2008年07月06日(日)

孤独な女 

さびしいな、と思うことがある。
女が奔放に見えるのは孤独の裏返しだ、なんていうくっだらねぇ神話に飲み込まれるつもりは毛頭ないが、しかしあたしだって人間だ。気づいたら携帯を握りしめて着信を待っているとき。久々に会った友人に機関銃のように話しかけているとき。スケジュール帳をやたらと眺めてしまうとき。ああ、今さびしいんだな、と認めざるをえない。そんなときはベランダに出て、タバコに火をつけながら「ああ、独りだなあ」と感傷に浸ってみたりもする。

さびしさが強まってくると、誰か信用のおける人(異性ならなお可)をつれてきて、黙ってくっついていたくなる。けれどそうしたところで、孤独感が消えるわけではない。近くにいて、触れているからこその断絶感のようなものがあるのだ。
たった今あたしがその人に対して抱いている思いは、いつか必ず消えて別のものに置き換わる。そんな予感が、常に付きまとっている。だから「永遠」なんていわれると、困ってしまう。勢いあまって「ずっと一緒にいてください」式の告白などされてしまった日には、軽く死刑宣告でも受けたかのような気分だ。
やっぱりあたしは、誰ともひとつにはなれない。ずっと独りだ。

誰かの腕の中で、あるいは誰かを腕に抱きながら、「それでもやっぱり独りは独りだ」なんて、思ってみる。そんなしみじみとした孤独が、どうしたことかあたしは好きなのである。
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