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2008年05月19日(月)

タイムカプセル 

今年も夏が産声をあげるよ
生ぬるいこんな夜は
眠れないから
明かりをひとつだけ灯しましょう

同じ道をくりかえし歩いて
お日さまを吸い込んだ
こげゆく左の腕にも
きざんだ涙のあとが消せないままで
白く浮かびだしているんだ

錆びついたカッタァナイフは
遠い日の机のなか
鈍色の鍵をかけて
おきざりにしてしまった
引き出しの奥にはまだ
時計じかけの針の音がひびく
耳をふさいだまま
どれだけの日々をやり過ごしただろう

遥か 遠い砂漠の戦場で
瓦礫に銀の雨は降りつつ

【More・・・】

こんなにもみにくい傷跡も
時が洗い流すと信じていた
願いだけが
空にこだまして流れた

錆びついたカッタァナイフは
遠い日の記憶のなか
小さく息をひそめて
あたしに滲みだしていく
心臓の奥ではほら
時計じかけの針の音がひびく
耳をふさぎながら
はじける今日の日を待っていたんだ

今宵 大きな街の片隅で
バスタブに紅い雨が降ったよ


ああ 昨日を許せるように
ああ 明日を愛せるように

(『星の生まれる日。』 from ブーゲンビリアCocco
ということで、けじめをつけるために。とはいえ「私を忘れてしまえばいい」というわけにもいかないので、語れない記憶をどこまでフィクション化すれば語れる(騙れる)か試してみる。結果、ほぼ100%嘘になってしまった。意味ねえ。
あ、カッターなんて物騒なもん、タイムカプセルに埋めてませんのでご安心ください。ていうか、タイムカプセルなんか埋めませんので。何を埋めたって、未来の自分から見れば精神的時限爆弾にしかならないような気がします。

↓たった今精神的爆弾を見てしまったあなたはコチラ
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テーマ : 自作詩 - ジャンル : 小説・文学

タグ : 記憶 タイムカプセル

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