FC2ブログ
2020年07月/ 06月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08月
2007年05月19日(土)

風邪っぴき 

■というわけで、風邪薬を飲むために昨日久々に「昼食」なるものを食しました。お昼になかなか時間が取れないこともあって、ミネラルウォーターと煙草で済ませる悪癖がついていたもので。もちろんそんなことをしたってちっとも痩せないんですけどね。だって酒ばっかり飲んでるから(ダメ人間)
・・・どうしよう、下腹が・・・!

今「えっ、お前風邪引くの?」と目をむいたそこのアナタ。「夏風邪はバカしか引かない」って格言、知ってます?
そんな私の脳内は、常夏です。

■授業をサボって、友達と東京タワーに行ってきました。といっても、混んでいたので展望台には上がらずに3、4Fで遊んでいたわけですが。時間がなくて蝋人形館に入れなかったのが残念です。
4Fに内閣府企画の感どうする経済館という展示があるのですが、それがなかなか面白かったです。日本のGDPと借金の増大を示した「日本の足音時計」があるところなので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。ちなみに、ものすごくひねくれた見方をすると「政府は子どもにこういう風に考えさせたいわけね、へぇー」という、別の意味でも興味深かったりします。

【More・・・】

その一角に体験学習のコーナーがありました。黒と青と白のブロックが大量に転がっていて、その一つひとつに「能力給」だとか「牛乳パック」だとかの単語が書いてあります。お客さんは黒か青のブロックをまず一つ手に取り、そこに書かれている単語とヒントから想像して、対になる単語が書かれた白いブロックを探します。正解ならば上手く組み合わさって直方体になり、書かれた単語同士も組み合わさって新しいビジネスモデルになるという仕組みです。
例えば
「証明写真機」+「シール」=「プリクラ」
「すし屋」+「ベルトコンベアー」=「回転寿司」
とまあ、こんな具合ですね。

友:「よし、わかった!『歌』+『妖怪』で・・・『陰陽座』!」

・・・その発想はなかったわ。

私:「じゃあ、あたしは『温泉』+『カメラ』で・・・」

友:「盗撮かよ?!」

盗撮、ダメ、ゼッタイ。
内閣府の名誉のために書いておきますが、上記はもちろん正解の組み合わせではないのでご安心ください。いたいけなお子様に世の中の仕組みを教える企画も、大きいお友達の手にかかるとロクなことにはなりません。
「農業体験」-「給料」=「外国人研修生」
とかも考えたんですが、ブロックでマイナスを表現する方法が分からなかったのでやめました。

今夜の小ネタ
従軍慰安婦問題、「軍が調達した事実はない」 石原知事
(魚拓)
この「軍が調達した」というのがまた曖昧な表現なわけですが。例えば、軍が業者に要請して、あるいは業者と提携・協力して「調達」(という表現も不味いわけですが。当たり前ですが、女性はモノじゃありません)させた場合、軍が「調達」したと言えるのかどうか?あえてネガティブな要素を除いた例えを用いますが、とある会社Aが「当社でアルバイトしてくれるスタッフを紹介してください」と外部の機関や個人に依頼した場合、「会社Aがアルバイトスタッフを募集した」と言う事は何もおかしくないでしょう。それと同様に「軍が調達した」という表現は、間に業者を挟んだ関わり方もまた暗に含んでいます。
「軍が調達した事実はない」と言うことで、聞き手には「軍が業者を通して『調達』したこともない」という印象を抱かせつつ、その辺をツッコまれたら「私は軍が直接に慰安婦集めをしたわけじゃない、と言いたかったんだ」と逃げられるようにあえて曖昧な言い回しで予防線を張ったんじゃないか、と私は邪推しておりますが。

旧日本軍が慰安婦の募集に一斉ノータッチだった、というのは世迷い言級に間違ってますが、軍人が直接女性を慰安所に連行したという最も狭い意味での「強制連行」だって、なかったわけではありません。相対的に少数ではありますが、東南アジアを中心に複数確認されています。そのもっとも有名な例が白馬事件です。名前を聞いたことのある方も、結構いらっしゃることでしょう。なんたって歴史ぱっぱらぱーの(ぱっぱらぱーじゃない分野など存在しないのですが)深海魚でさえ、知っていたくらいですから。
というわけで、

>戦争中に軍がそういう女性たちを調達した事実はまったくありません。
(強調は引用者)

という石原さんの発言は、どんなに好意的に解釈しても激しくやっちゃっているわけですね。朝日新聞の記事からは前後の文脈がわかりませんが、この直後に「なーんて嘘ぴょーん」とでも言っていない限りは字義通りにしかとらえようがないと思います。

ちなみに従軍慰安婦問題は、旧日本軍が軍事上の必要があるとして慰安所を開設し、女性たちを募集・管理していたにもかかわらず、それを「醜業」という言葉に端的に表れているように「恥ずかしいこと」「本来あるべきではないこと」と考えていたこと自体も批判の対象になります。慰安婦にされた女性たちは実際に軍の需要があったから存在していたのに、「本来いてはならない者」「卑しい者」として蔑視されたわけですから。この「差別しつつ必要とする」体系が慰安所での過酷な扱いや虐待として現れたと考えられます。これはあくまで論点の一つで、他にも色々とあるのですが。人身売買のこととか、個人の受けた性被害を国家が代表して決着つけてしまうことの是非とか、えとせとら。慰安婦問題は単に強制連行が云々にとどまらず、人権の問題、ジェンダーの問題としても広がりを持っているのです。
そういうことなので、軍が直接女性を拉致していなければ何も悪くない、という考え自体が日本のごく一部でしか通用しないということを、念のため指摘しておきます。むしろ、国外では言うだけ「論点そらし」「責任逃れ」と見られて日本のイメージが落ちるから、逆効果。まだ黙っていたほうが「国益」とやらを損ねません。

オマケ
小ネタがしょっちゅう本文より長くなるのはなんでだろう。

↓それはお前の文章構成力がないからだよ、と思うあなたはコチラ
FC2ブログランキング
人気ブログランキング
スポンサーサイト



テーマ : ひとりごとのようなもの - ジャンル : 日記

タグ : 東京タワー 感どうする経済館 従軍慰安婦 朝日新聞 石原慎太郎

【編集】 |  19:29 |  日常  | TB(0)  | CM(2) | Top↑

Comment

お久しぶりです.
入院だとかで心配していたのですが,無事退院のようで安心しました.

しかしまぁ石原さんは相変わらず問題発言連発ですね.
こういう記事に関しては,もう元発言の動画を見ない限り信用しない事にしてるんですが,
(明らかに意味が逆転するような酷い意図的な誤報がゴロゴロしてるからもう日本のマスコミは酷すぎます)
必死で石原支援してる連中が何も持ち出さない所を見ると本当のようで・・・
(と思ったら以下のような書き込みが.
>中国のチベットの部分がわざとカットされてない?????
>産経の記事と全然違うんだけど?????
でも産経の記事とやらはネットでは見当たりませんでした)

商売人がやったけど軍はやってない なんていうのは
どう考えても子供の言い訳ですね.
そりゃ商売人と軍は裏でツーカーだったんだろう と誰でも思いますわ.

悪かった悪くなかったという評価と,現実に何がどの程度行われたかと言う事は
また別に考え調査する事だと思うんですが,
ここら辺がごっちゃに成っている人が多いですね.
だいたい極論が極論なのか広く信じられているのかもよくわかりません;
本気で日本軍は何もしてないと思っている人も結構いるし,
逆に,日本軍が世界中で家の扉蹴り壊して女性を引きずり出して連れ去った なんていう,
それ何ていう悪の犯罪組織?的な事を信じてる人も少数とは呼べない量だったり.

アルバイトや派遣で喩えるのは分かりやすくていいかもしれないですね.
うちの会社なぞ,現場の労働がキツすぎるので若者はすぐ辞めてしまうので
老人や障害者などの「後の無い人」ばかり派遣されてきます.
で滅茶苦茶な日程で仕事をさせるわけです.
まぁ辞めようと思えば辞められるので,「強制労働させている」と言われると首を傾げますが,企業倫理的に見て問題のある行為なのは間違いないです.
話を戻して,会社は派遣会社がそういう後の無い人を選んで派遣する事や,
賃金が不当に低い事,待遇が最悪な事を十分承知しているはずなのに,依然として派遣労働によって現場を賄って居ます.
直接雇用であれば,管理側ももう少し問題を感じるはずなので,
派遣会社と言うのは単に人をかき集めて安く使うだけでなく,
企業が酷い雇用状態から目をそらせる という役割も持っているのかなと思ったり.

こういう不味いと思って目をそらしつつでもやっちゃう というのは
人間の性なのか日本人の特徴なのか・・・
仕事に「強制連行」されるワーキングプアを何とかしないといかんですなぁ
玉響 |  2007.05.20(日) 04:14 | URL |  【編集】
●お久しぶりです
ご心配おかけしてすみません。おかげさまで、先日無事に戻ってまいりました。

石原さんは・・・何というか、やるだろうとは思っていましたが・・・
件の「ジャパン・ソサエティー」での演説は、他にも中国のバブルが崩壊しそうだとか、アメリカは本当に日本を守ってくれるのかとか、核保有も考えなきゃとか、色々しゃべったようです(朝日新聞より)。その中から各社ニュースになると思ったところをそれぞれ切り取って報道した、という感じでしょうか。産経新聞の記事は確認できていませんが、おそらくチベットの話は中国云々の文脈で出てきたのでは?
いずれにせよ、現代中国の問題と慰安婦の問題は独立しているので、個々の記事の中ではそのどちらかだけを取り上げていても特に問題はないと思います。後は切り取り方の問題ですが、言葉の遣い方からしてトリミングがしにくいので前後を合わせてみると全く逆の意味になっている、なんてことはおそらくないでしょう。
私は余りマスコミが意図的に情報を歪曲しているとは考えたくないんですが(むしろ、無意識に権力の流れを感じ取ってやっていた方がより怖いですね)、ついこの間慰安婦関連の別件で産経さんが普通ありえないような誤訳をやらかしてくれたばかりなので、新聞全般への信頼度が急降下しております・・・

軍と業者は裏で繋がっていたどころか、慰安所開設は軍の後方部隊の仕事の一環とされていたくらいですからね・・・
たまに「慰安所」というものが実在していたことすら知らず、「慰安婦はいなかった」というのを文字通り「兵士の性欲処理に使われた女性などいなかった」という意味だと信じている人までいて、ちょっと目を疑ったりします。とはいえ、私もきちんと本を読んだことすらないので人のことを言えたものではありませんが。

>日本軍が世界中で家の扉蹴り壊して女性を引きずり出して連れ去った
軍人や官憲による直接の強制連行も「皆無ではなかった」というのがまた難しいところなんですよね。この手の問題は、個々の事件の中で一番残虐な側面が強い印象を与えて、それが全体像であるかのように認識されてしまうのだと思います。軍の要請を受けた業者が人さらいまがいのことをした場合でも、業者が軍の名を権威付けに持ち出せば、被害者の記憶には「軍にさらわれた」と、残るでしょうし。・・・あれ、そもそも業者の一部は軍属でしたっけ?
こういうイメージの偏りを正すには、あったことへの責任は認めた上で何がどのくらいあって、一般的な像は何だったのかを示すしかないと思うんですが、元慰安婦の方々の年齢を考えると、複数国を対象とした今ある以上の包括的な調査は難しいのかもしれません。

労働者の労働条件や健康管理の責任を誰が負うかが慰安婦問題とは異なるので、派遣会社は例えから外していたりするのですが(笑)
それはそうとして、今の派遣業界には問題は多いでしょうね。私もアルバイトでいわゆる「スポット派遣」に登録していたりするのですが、色々とひどい話も漏れ聞きます。
要は、劣悪な労働条件を受け入れるか、仕事につくことができないかの二者択一を突きつけられている状態なんですよね。最初から選択肢自体が不当なのにもかかわらず、どちらかを選べば(前者を選べば例えばフリーター、後者は例えばニート)それは「自己選択」したのだから「自己責任」であるとして、その結果不利な状況に陥っても十分な支援が得られない。場合によっては過労死や過労自殺、貧困による餓死もありうる。こういう状況を維持することに、派遣会社が大いに寄与してしまっている面はあると思います。「派遣社員だから」が福祉がいきわたらないことや待遇が不当なことの言い訳になっちゃってますから。
せめて、条件が悪くても働けなければ死んでしまうような状況だけでもどうにかならんもんか、と常々思ってはいますが・・・

どこかで「自分だけは大丈夫」と思ってるんでしょうね、おそらく。いわゆる「リストラ」は「自分だけは大丈夫」だと思っていた正社員層の目を覚まさせはしましたが、今度は長らく「リストラ」とその対象だけが問題を抱えているかのように語られてきたことがあると思います。
最近になってやっと非正規雇用者に光が当たって、「プレカリアート」なんて言葉も出てくるようになりましたが、これからどうなるかはまだまだ楽観できませんね。
深海魚 |  2007.05.24(木) 00:52 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

URL
コメント
パス  編集・削除するのに必要
非公開  管理者だけにコメントを表示
 

トラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME |