2006年12月12日(火)
ジェンダーの「山」を登る
| 産む産まないは女の権利か―フェミニズムとリベラリズム 山根 純佳 (2004/08) 勁草書房 この商品の詳細を見る |
「権利」とは何か、胎児とは何か、何が語られてきて今何が争点となっているのか、読み通せば一通り頭に入れることができる良書です。深海魚はバカなのでちょっと難解に感じましたが。医療を学んでいる方や、倫理に興味を持っている方も目を通しておけばきっと得られるものがあると思います。
とりあえず、私のレポート(ジェンダー論)には大いに役立ちました。え、どうでもいい?
オススメ度:★★★★★
【More・・・】
http://www.miyadai.com/| 売る売らないはワタシが決める―売春肯定宣言 要 友紀子、小林 のん 他 (2000/01) ポット出版 この商品の詳細を見る |
発売されてからそろそろ7年が経つこの本ですが、今読んでも論じられていることに全く古さを感じさせません。著者の方々の慧眼に感心するとともに、これが書かれてから7年も同じようなしょうもない否定論が繰り返されてきたのかと思うと、少し悲しくもなります。
宮台真司さんも参加されている巻末の座談会も、かなり勉強になるのでオススメです。
オススメ度:★★★★☆
| ジェンダー入門―知らないと恥ずかしい 加藤 秀一 (2006/11) 朝日新聞社 この商品の詳細を見る |
「入門」という例えを使うならば、既に頭部は門をくぐってずっと奥の部屋まで進もうとしているのに、いまだに指先かつま先がドアに引っかかっている状態。あるいは、作中の言葉を借りるならば、「反バックラッシュ」というヘリコプターに乗ってジェンダーの基本という山の頂上に一応たどり着いたものの(あくまで、「基本」で「一応」。もしかしたら頂上じゃなくて中腹かもしれないし、まだふもとかもしれない)、一体どこからどう来たのかサッパリわからない、といったところでしょうか。
そこを整理してきちんと基本を身につけたいと思って選んだものなので、本の内容自体は既に知っていることが大半だったのですが、飛ばさずに丁寧に読みました。そうするとやっぱり「知っているつもりだったけど微妙にずれてた」「結論は一緒だけどたどり着く道筋がなんか違う」という箇所があるものだなあと。教科書的なものを1冊読むのと読まないのとじゃ結構違いますね。
全く予備知識がなくても大丈夫なので(少なくとも著者はそう言っているので)、本当の意味の「入門書」としてもどうぞ。
オススメ度:★★★★☆
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