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2006年10月03日(火)

グリーン・ヘアード・モンスター 

■何でもFC2ブログのアクティブユーザー数が日本一になったそうなので、記念キャンペーンに応募させていただきます。
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おめでとうございます、とFC2の中では異端っぽい1ユーザーからお祝いを述べさせていただきます。

■ちょっと思い立って、髪にグリーンを入れました。嫉妬に燃えるグリーン・アイズ・モンスターならぬグリーン・ヘアード・モンスターです。
実際はちょっと緑がかったくすんだブラウン、くらいなのでモンスターとは程遠いですけどね。もうちょっと化け物っぽく思い切ったほうがよかったでしょうか。でもハイブリーチは傷むし。

で、今日もまた試行錯誤、いや、思考錯誤モードです。もういいよ、とうんざりしているそこのアナタ。ほんのちょっとだけ、お付き合いくださいね。

■以前、「子猫殺し」へのレスポンスのついでにセックスにおける男女のリスク差、ということに軽く触れました。
一方で、伝統的な性道徳の二重基準、というものが日本にはあります。これは近代化とともに確立されたもので、ごく簡単に説明すれば「女は未婚でのセックスや夫以外の相手とのセックスをしてはいけないが、男は未婚の相手とある程度の婚前交渉・浮気ならしてもいい」ということになります。戦前、既婚女性の婚外交渉は姦通罪といって犯罪になりましたし、今でもそうした風潮の名残は存在します。これはもちろん不平等な基準です。しかし「平等でないという問題はあるけれど、それをのぞけば、もともとリスクの多い女性の体を保護するための二重基準はおかしくないんじゃないか」という言い方を今でもときどき見かけます。そこで、不平等である、という観点以外から旧来の性道徳の問題点を指摘できないか、ちょっと試してみたいと思います。

このような道徳下では、多くの女性はそれに従って婚前は貞操を守り、結婚後も夫以外とはセックスをしない、という生き方を選ばされます。そこに自由はありませんが、確かに望まぬ妊娠のリスクからはある程度守られているように見えます。彼女らを「主婦」*1と呼ぶことにします。
一方、男性の婚外交渉は相手が人妻じゃない限りは寛容な目で見られますが、浮気や婚前交渉を男一人でできるわけがありません。そこには必ず結婚せずにセックスをする女が必要になります。男性の婚前・婚外交渉は既存の性道徳に包摂されますが、女性のそれは性道徳からの逸脱と見られて差別されますので、必然的に後者は前者よりずっと数が少なくなります。この女性たちを仮に「娼婦」*2と呼ぶことにしましょう。
「娼婦」たちは彼女らと性交渉をしたい男たちより数が少ないですから、1人で複数の男性の相手をしなければならない可能性が高くなり、望まぬ妊娠などのリスクを一身に引き受けるハメになります。その上、性道徳に照らせば彼女たちは本来「いてはならない」存在ですから、リスクのケアを受けられるどころか悪い、卑しい者として見られ、一般社会から隔離されてしまいます。
つまり、性の二重道徳は自由な男とリスクから保護される代わりに自由を抑圧される「主婦」を生み出すだけでなく、余分なリスクを引き受けさせられ抑圧もより強く受ける「娼婦」という本来いてはならないならないと規定される女を必ず生み出し、そして必ず差別する、そういうシステムであるわけです。それが女性を保護する仕組みだなんて、とんでもない妄言だと思います。

*1 その層に含まれる人間の代表的イメージです。全員が結婚して家事労働を担っているという意味ではありません。
*2 同上。全員が性的サービスによって金銭を受け取って生計を立てているということではありません。また、セックスワーカーへの否定的意図もありませんのでご理解ください。


とまあ、そんな理屈を適当に組みあげて悦に入り、あまつさえ友だちに開陳して喜んでいたんですが(ごめんね)、後でよく考えたらとんでもないミスに気づいてしまいました。それも自分の中の無意識の差別をさらけだしてしまう類のものです。

Q:私のミスとは何でしょう?
ヒント:強制●●愛社会

【More・・・】

A:全員異性愛者として計算してた!

これは話をわかりやすくするためにあえて同性愛者をはじめとするセクシュアル・マイノリティーの方を論から省いたわけではなく、素で忘れてたんですね(汗)
私がこの世には異性愛の男と女しかいないと意図せずに思い込んでいたことを見事に露呈する結果になってしまったのでした。バカだ私。

■町を歩いていたら、地元の環境団体の人たちが演説をしていました。私の地元には小さな川が流れていて河岸は遊歩道や子どもたちの遊び場にもなっているのですが、そこを埋め立てて新たにまっすぐな水路を設けようという計画が進んでいるそうでした。正直、そんな工事計画があること自体全く知らずにいたのでかなり驚いています。
そんな工事は自然破壊だということで地元の団体が動き出し、日曜日に反対集会をやるそうなので、ちょっと顔を出してこようかと思います。

私は実のところ、自然賛美的な傾向には懐疑的です。というのも「自然」は実のところ、近代文明的なもの以外の全て、という意味で使われているように思えるからです。「手つかずの自然」という言葉がある以上、手つかずではない自然も存在するんですよね。ですので、自然=守るもの、ではなくそのときどきで「自然」という語がなにを指して使われているのか明らかにし、それがどのような目的で変えられようとしているのか、そのメリットとデメリットを考えて態度を決めるしかないと考えています。
とはいえ、メリットとデメリットが拮抗する場合や早急に変える必要のない場合はなるべく現状維持したほうが良いと思うんですよね。将来予測が不完全である以上、無価値だと思われていた「自然」が将来的に大きな価値を生み出したり、逆に改変しても問題ないと考えられていた部分にずっと後になってから弊害が出てきたりする可能性は常に付きまといますので。「自然」を変えずに残しておいて後から変えて得られる利益や変えないと起こる弊害がわかった場合はそのときに自然を改変すれば済みますが、一度改変してしまってからそういう事態になった場合には原状回復は容易ではないので、そういったリスクはなるべく少なくしたい。

こんな具合で、深海魚の「自然」に対する態度は結構あいまいです。今回の河川補修工事の経緯次第によっては反対に回るとも限りません。それなのになぜ「反対」集会に参加するかといいますと。
ぶっちゃけ、私エコロジーには全然詳しくないんですね。上のほうで偉そうに述べてる御託は、実のところほとんど裏付けのない思いつきの産物でしかありません。環境運動をやっている団体の方ならば絶対深海魚よりは知識がありますから、彼らの理論を学んで、脳内の机上の空論に少しでも実をつけたいというのが主な動機です。
もう一つ、これからいろいろと団体的なもの、運動的なものに関わっていけたらいいなと考えているので、小規模な団体の運動手法も参考にさせていただきたいなあと。

というわけで、世界の片隅でプロ市民(笑)デビューを画策する深海魚でした。生暖かく見守ってください。

■今日のひとこと単語帳
ロマンチック・ラブ・イデオロギー→「恋愛は当たり前のものであり、セックス・結婚はロマンチック・ラブをへた結びつきであるべきだという感覚で、恋愛結婚や近代家族のあり方を規定していると指摘される」当然、これらは実は「当たり前」ではなくてごく新しい近代的概念であるわけですね。
参考:ロマンチック・ラブ - Wikipedia

最近行くとこ行くとこどこもかしこもピンク色の青春オーラを発しておりまして、サッパリ蚊帳の外に置かれてしまった深海魚にはなかなか寂しいものがあります。頭の中のおピンク加減なら、負けないんだけどなあ。というわけで、そんなノリに水を注せそうな概念を紹介してみました。
あまりに周囲が楽しそうなので(というと怒られそうですが)、純愛の雰囲気を味わうためだけに誰かに告白でもしてみようかとマジメに考えてしまったほどです。でも誰かって誰だろう?雰囲気を楽しむのにリスクが大きくては困るので普段頼っている人間関係に重大な影響を与えかねない相手は避けたほうがよく、いざとなったら割と容易に関係を切れる人間がベストだよな・・・と打算を働かせているうちに既に純愛の雰囲気のかけらもないことに気づいたので、やめました。

↓最近私がオンラインで平気でNGなことを書くようになってきた気がするあなたはコチラ。マズイですかね、ですよねー
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テーマ : ちょこっとエッチ - ジャンル : 恋愛

タグ : ヘアカラー 性道徳 環境運動 ロマンチック・ラブ

【編集】 |  23:26 |  日常  | TB(0)  | CM(2) | Top↑

Comment

●No Subject
同性愛者はその関係付けでは計算しなくてよいのでは?

そもそも男が同性愛者だったら「主婦」がでてくるはずないわけだし

主婦が同性愛者だったら「男」が登場してこないんやない?

でも実際「同性愛者」って言葉が厳密にはとどういった人のことをさすのか

分かっていない以上、俺も詳しくは言えないし知らないんやがな(泣)
雲銀 |  2006.10.04(水) 14:19 | URL |  【編集】
●No Subject
んー、私の考えた構図自体には確かに大きな影響はないんですけどね。同性愛・両性愛の男性がそれを隠して女性と結婚し、なおかつ男性と婚外交渉をしている場合などを除き。
ただ、この構図の枠自体異性愛の男女しか想定していないんですね。その枠に入りきらない人間の存在を忘れてこれだけで社会全体に応用してしまうのはやっぱり問題だと思ったわけです。現代社会の異性愛の男と女しか想定していない構造がそのまま持ち込まれちゃってるなあと。

同性愛やセクシュアル・マイノリティーについてはブックマークに入れてある尾辻かな子さんの講演録が参考になるんじゃないかと思います。私も全然詳しくないし、何大口叩いてるんだって自分で思いますけどね(泣)
深海魚 |  2006.10.05(木) 19:47 | URL |  【編集】

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