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2006年09月22日(金)

インペアメント、ディスアビリティー 

障害学への招待―社会、文化、ディスアビリティ 障害学への招待―社会、文化、ディスアビリティ
石川 准、長瀬 修 他 (1999/03)
明石書店

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障害学―障害を個人の問題ではなく社会的な視点・文化として捉えなおすことにより障害者の解放を目指す学問の取り組みを紹介した入門書です。内容は障害学のなりたち、テクノロジー、自己決定、優生思想、ろう文化、障害文化、歴史、精神障害まで多岐にわたります。著者の多くが障害当事者でかつアカデミシャンでもあることから、当事者の視点から遊離せずになおかつ感情的にならずに障害学とは何かを描き出せているのではないかと思います。
個人的に面白かったのは医療モデルと社会モデルの説明部分、ろう文化や聾教育、そして精神障害の項で引用された「全制施設」についての研究でした。
惜しいことに、編者が前書きで書いたように、ジェンダーと障害に関する部分は担当著者の都合がつかなかったため抜け落ちてしまっています。二重のマイノリティとしての障害女性の話とか、生殖技術や在宅介護を巡った障害学とフェミニズムの対立点など、興味があっただけに残念です。しかし、そこを差し引いても勉強になる良著です。
余談ですが、本書での優生思想の説明部分はその歴史的経緯がメインです。実際にそこで何が行われていたのか、特に欧米の事情を知りたい方は優生思想の歴史―生殖への権利 / スティーブン トロンブレイなどが参考になるかと思われます。

オススメ度:★★★★★

知的障害者奪われた人権―虐待・差別の事件と弁護 知的障害者奪われた人権―虐待・差別の事件と弁護
副島 洋明 (2000/11)
明石書店

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前者が身体障害の当事者を主な著者としているのに対し、こちらは知的障害児/者の支援・弁護に長年取り組んできた弁護士が今までの事件経験から知的障害者を虐待・犯罪・刑事裁判から守るための提言をしている書です。この人の偉いところは、十分な報酬が出るわけでもないのに自らが先頭に立って「障害者支援」に関して有言実行していることです。
先ほどでてきた「全制施設」としての福祉施設に関する考察もあります。

オススメ度:★★★☆☆

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テーマ : 図書館で借りた本 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 書評 障害学 社会学 人権問題

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