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2006年06月06日(火)

次なる視界を。 

ニート・不登校・ひきこもり NEXT VISION FORUMに参加してまいりました。せっかくなので、プレゼンテーターの方々の発言とそれへの感想とかをまとめてみます。詳しい発言のダイジェスト・レジュメは上記の公式ブログをごらんください。

※各プレゼンテーターさんの発言で私が聞き取り、トロくさい手で書き取ることが出来たものの中からさらに独断と偏見で大事そうな部分を抜粋したものとなっておりますので、本来の発言の意図とはだいぶ異なるかもしれませんがご了承ください。

【More・・・】

【イントロダクション】
ちょうどその頃、竹橋駅で迷子になっておりました・・・(泣)

【プレゼンテーション】
後藤 和智さん:「疑似科学を利用した矯正者言説(ひきこもりは根本から叩きなおしてやる!とかそういうの)が流行しているが、それらは労働問題や社会的支援の意義を隠蔽してしまう。現在は青少年への暴力が許されている。青少年を理解できないのかもしれないが、それを利用して私欲を満たそうとする奴らは許せない。断固戦っていきたい。」
退化する若者たち―歯が予言する日本人の崩壊 / 丸橋 賢戸塚宏が槍玉に挙げられてボコボコにされてました。そりゃそうだねよえ。何でメディアとかがまともに相手にするのかもわからないほど低レベルの言説繰り広げてますからね彼ら。
質疑で「あなたは批判したいだけなのか」という意見が出たけれど、自分としても一歩先に進みたいんだが今の状況では批判をやめるわけにもいかないんだそうです。

オキタ リュウイチさん:「地道に作っていた『Heaven's passport』がキレる17才報道のさなか15万部のベストセラーとなった。暗いニュースが多く、メディアが犯罪を助長してしまうこともあるがメディアを利用してポジティブな方向に変化させることもできる。」
うーん、いちゃもんかもしれないけれど、「キレる17才」報道の中でパスが売れても、それは「最近の17歳が荒廃しているからそういうのが必要なのだ」という文脈で捉えられてしまいそうな気がします。心のノートと同じ扱い。
良くも悪くもメディアの影響力というのは大きいので(既存マスメディアだけでなく、ネットも無視できないと思う)それを若者バッシングで終わらせるのではなく逆に利用してやろうという考えには賛同いたします。

雨宮 処凛さん:「たまたま好きなことがお金になっているけれど、企業の営利活動になぜ私が参加しなければいけないのか分からないので働かなきゃいけないとは全然思わない。ひきこもりは『何もしない』という最大の革命です。今日からたてこもりを名乗って革命家としての自覚を持つといいと思う。」
ご自分の経験(特殊すぎて参考にはならないと思いますが、と司会につっこまれてました)を交えつつ、笑わせてくださいました。今日の目的の半分くらいは彼女のお話を聞くことだったので、大満足でした。ていうか私も、学校行けなくなったときにたてこもっときゃよかった。子どもなりに、言いたいことはたくさんあったのです。
ベーシックインカムの話に触れられたので「なんかスウェーデンで試行が始まったらしいですね」みたいなことを隣の方(寺井さんだった)に話したら「その話もっと詳しく」とつっこまれてたまたま聞きかじっただけの知ったかぶりだった私は随分冷や汗を書いたことを付け加えておきます。

常野 雄次郎さん:「『ニート』は本質のない言葉であり現在はネガティブな意味を持たされているが、他の差別用語がそうだったようにそこから当事者の自覚や抵抗が生まれることもある。言葉自体を禁句にするよりそこにある差別をつぶしていくべき。反論の仕方もネガティブイメージに合致しないマイノリティ(モデルマイノリティ)を出すのではだめ。全ての人が無条件に肯定される社会を。それには共産主義、社会主義だ。革命だ!」
「ニート」って言うな! / 本田 由紀、内藤 朝雄 他への批判ですね。そしてやっぱり革命しかないらしい(笑)
モデルマイノリティの話は考えさせられました。そもそもマジョリティに属していれば自分達の中の誰かが「悪い」人間であってもそれに対して説明を求められたり身の潔白を証明しなければならなくはならないわけで。「私はあいつらと一緒じゃない」と言わざるを得ない状況こそが差別されているということなのだとおもいます。

侑摩 佳彌さん:「『ひきこもり村』というコミュニティーサイトを運営しています。彼らが欲しているのは楽に息が出来る場所なのに、現実は社会から排除されてしまっている。これからは引きこもり問題専用のSNSやネットラジオ、リアルにつながる支援団体リンク集の作成やNPOの立ち上げなど、活動の幅を広げたい。」
個人的には、彼がひきこもるようになったきっかけが小学生の頃、同級の女子に変なあだ名を付けられていじられたことだというのが気になりました。私自身も気に入らないあだ名に悩んだこともあったのに、今になるとのど元過ぎれば暑さを忘れる原理で友達に同じ事をしてしまっているような。そろそろ謝っておこうか。

(休憩)
時間が押してしまったため、ちょっと短縮。お手洗いが混んで大変でした。

巨椋 修さん:(映画『不登校の真実』『大丈夫』のダイジェストを放映)
ちょっと煙分補給してたら開始に遅れてダイジェストを見逃s・・・ゲフンゲフン。
「知り合いの元不登校の方と意気投合したのがきっかけて映画を作った。ひとくちに不登校と言ってもいろいろな人がいる。一般に言われているイメージとは落差があると感じた。」
いろいろな人がいる。誰が聞いたって当たり前のことがみんな分からなくなっちゃってるんですね。学生にもいろいろいる。社会人にもいろいろいる。男にもいろいろいる。女にだっていろいろいる。そんだけの話なのに。

貴戸 理恵さん:「80年代から出てきた『不登校は病気ではない、子どもの選んだ生き方だ』という語りは登校強制の対策が主流であった頃は救いだったが、対策が『見守り』に移行した現在では逆に不登校の脱政治化に繋がってしまっている。自己肯定が不平等をこうむっている自分から目をそらさせている。それに代わる新たな言葉が必要。私は下の世代に『その生きづらさ、大事だよ』と言ってあげたい。」
不登校という生き方を肯定するのはいいけれど、現在苦しんでいる本人を「それはお前の選んだ生き方だ、受け入れろ」と切り捨ててしまってはまずいですね。たとえば昔の私の場合は「行かない」ではなく「怖くて行けない」だったので、それを選んだ生き方とか言われてもねえ。

松田 武巳さん:「ひきこもりの人を対象に収入のある活動を行わせる支援をしてきた。しかし収支が厳しく、仕事がなかったりあっても毎日は出てこられない人も多いので十分な報酬を渡せない。現行の派遣業は問題もあるが制度自体は残してくれないと支援を続けていく上で困る。労基法や生活保護の適用基準も見直して欲しい。」
長年支援活動を行ってきた方から、現状の問題点などを話していただきました。文章入力やHP作成の仕事を紹介して欲しいそうです。むしろ私にちょーだい。

寺井 元一さん:「ニート・フリーターを特殊な「ひとごと」だと思っている人が多いけれど、若者全体の問題だと思う。幼い頃の体験の違いで、上の世代とは感覚がずれてきているのではないか。雇用対策に限らない、若い世代による社会変革が必要。しかし、少子化と低い投票率の影響で若者が政治的弱者になりつつある。」
若者の政治的影響力が弱まると言うのは重要な指摘だと思います。結果、いわゆる「若者対策」が当事者ではない人たちの手のみで出来上がったりしてしまっているわけでして。最近の青少年健全育成条例とかね、18歳未満だっていうだけでなんであんなに敵意を向けられなきゃならないんでしょうね。
この方自分の順番ギリギリまで私の隣の席で必死でパワポ資料を作っていらっしゃって、プレゼンテーターだと気づいた時は素でびっくりしました。何でゲスト席にいらっしゃらないんですか。ちなみに向こうも私を観察していらっしゃったそうです。あぁんそんなに見ないで~(死ね)

※個人名からのリンクは個人のブログ・HPがある方はそこに、ない方は主催団体やはてなキーワードなどにつなげています。

【交流会】
・・・の、予定だったんですが、時間の都合で大幅短縮。チキン深海魚はおろおろしているだけで終わってしまい、結局打ち上げ会場に紛れ込むまでゲストの方々と全く話せませんでしたとさ。

【感想】
全体を通して「自分達の世代のことは自分達で解決しよう」というテーマに共鳴しました。もちろん制度的な部分、特に雇用面は政府なり企業なりに動いていただかないといけないのですが、そのためには私たちが現在の諸問題を自分のことだと思ってもっと声をあげるしかないのでしょう。
自分のことだと思えっていうのは私たちに問題があるって意味じゃないです。ただ、「最近の若者」に向けた政策は私たちも影響を受けること、そして月並みですが「今時の若者はダメだ」と言われるとき私たち自身もばっちり数に入ってしまっていることを忘れずにいたいし、いて欲しい。

↓むしろ自分がダメだと思うあなたはコチラ
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テーマ : 日本の将来を担う若者達へ - ジャンル : 学校・教育

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Comment

●なってこったい!
このフォーラム参加したかった!!(泣)

一応教職とまでは行かないけど

不登校やひきこもりの人たちを支援する仕事を

志していますゆえ. . .

うわぁぁ. . .それだけになんか損した気分や(泣)

これってまたやったりするん?

次は絶対参加してぇ. . .
雲銀 |  2006.06.08(木) 19:00 | URL |  【編集】
●えっと
たしか同じNPOさん主催でこれからも色々イベントをやっていくみたいなので、次の機会にでも参加されてみては?
ていうかそのうち一緒に行きます?(笑)
深海魚 |  2006.06.09(金) 00:24 | URL |  【編集】
●そちらがよろしければですが
なるほど♪

ってか一緒にいけたら心強いでんな(笑)

小心者の俺なら九割の確立で会場まで

いけないでしょうからw

きっとポストの陰に隠れてしまうはず. . .(´Д` )
雲銀 |  2006.06.09(金) 01:57 | URL |  【編集】
●おお~
深海魚ちゃんのすごくまじめな一面が見れてびっくりした(笑)今度話聞かせて♪
ガナン |  2006.06.09(金) 09:41 | URL |  【編集】
●小心者ですとも
>雲銀サマ
じゃ、ぜひご一緒に。
そして2人してポストの陰に隠れましょうw

>ガナンサマ
普段お馬鹿丸出しの人間がいきなりマジメなことを語るとどれだけ説得力がないか、という良い見本になってる気がします・・・
話せば話すほどボロが出てくるような(笑)
深海魚 |  2006.06.11(日) 15:00 | URL |  【編集】
●ハイド・アンド・ポスト
深海魚>街角のポストに身を潜める二人の大人. . .

(ó㉨ò)。○(なんか駄目さがあふれてるなww
雲銀 |  2006.06.11(日) 23:52 | URL |  【編集】

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