2006年01月17日(火)
パンダが島(台湾)を揺るがした?
バカ学生だって、世の中の出来事に物申したいんだ!
というわけで、もともとは本や音楽の感想を書いていたこのコーナーで、ニュースレビューなんかもたまにはやっちゃおうと思います。
第一回は15日にゆきなちゃんのところでも取り上げられていた台湾へのパンダ寄贈問題について。
CNNの記事
実はパンダは絶滅危惧種で、ワシントン条約(中国は82年加盟)で譲渡や売買などの国際取引が禁止されています。
現在外国に送り出しているパンダは、貸しているだけなのですね。
ところが、中国は国民党の連戦前主席と協定を結び、パンダを贈与することを決定しました。中国側の言い分によれば、台湾は中国なので、国際取引には当たらず問題ないということになります。
これを受け入れれば台湾が中国の一部であったことを認めることになってしまうので、独立派の陳水扁総統ピンチ!ということになります。
しかし、ここに一つ落とし穴があります。
ご存知の通り、台湾は現在中華民国という国名を名乗っています。ようは、国民党政府の名残で、自分こそが正当な中国だと主張しているんですね。
旧来の台湾政府ならば「台湾は中国だ。共産党なんかは国内の反政府組織にすぎねー」と言い張って、自分のメンツを保ちながらパンダもゲットできたんです。中華民国国内の共産党から、中華民国政府へパンダを贈るのなら、国内の移動ということにできますからね。
陳水扁総統は中華民国の独立を目指す人々とは違い、「中国」の名を冠さない「台湾」としての独立を意識しています。
ところが、彼は現在中華民国の総統という立場にあります。ここで「台湾共和国」を主張すると中華民国憲法に違反してしまい、国内の支持も減ってしまうのであまりおおっぴらには口に出来ないんですね。
最初、彼はパンダを拒否しようとしました。けれど、上に書いたとおり大声で「ウチは台湾国だからパンダもらえませーん。国際取引ダメ、ゼッタイ。」とは言えない。ではどうしたかというと。
「台湾は温度や湿度がパンダ飼育に適さないかもしれないので、育てられるか検討したいから3月まで待ってほしい」
これが今のところの、彼の最終意見です。
言い訳ともいいます。
すでに台湾では2箇所の動物園がパンダの誘致競争を繰り広げていて、パンダ舎の建設もだいぶ進んでいます。
世論調査では、国民の9割がパンダに来てほしいと思っているとのこと。
この状況ではパンダを拒否すれば非難轟々でしょう。といって、受け入れても自分の立場が危うくなる。陳水扁総統、まんまといっぱい食わされた感じですね。
これから最終的に政府がどういう決断を下すのか、今回贈られる予定の2頭のパンダがどこに行くのか、これからも見守っていきたいと思います。だって面白いし。
最後に、今回のパンダを招いた国民党の現主席・馬英九氏の言葉(意訳)を引用して終わりたいと思います。
「パンダの1匹や2匹どうしたってんだ。別にパンダが共産党員なわけじゃねえんだから。」
いやわかんないよ、もしかしたら中国共産党パンダ支部青年団とか出来てるかもしれない(笑)
というわけで、もともとは本や音楽の感想を書いていたこのコーナーで、ニュースレビューなんかもたまにはやっちゃおうと思います。
第一回は15日にゆきなちゃんのところでも取り上げられていた台湾へのパンダ寄贈問題について。
CNNの記事
【More・・・】
まずは、どうしてパンダが陳水扁総統への圧力になるのかというところから。実はパンダは絶滅危惧種で、ワシントン条約(中国は82年加盟)で譲渡や売買などの国際取引が禁止されています。
現在外国に送り出しているパンダは、貸しているだけなのですね。
ところが、中国は国民党の連戦前主席と協定を結び、パンダを贈与することを決定しました。中国側の言い分によれば、台湾は中国なので、国際取引には当たらず問題ないということになります。
これを受け入れれば台湾が中国の一部であったことを認めることになってしまうので、独立派の陳水扁総統ピンチ!ということになります。
しかし、ここに一つ落とし穴があります。
ご存知の通り、台湾は現在中華民国という国名を名乗っています。ようは、国民党政府の名残で、自分こそが正当な中国だと主張しているんですね。
旧来の台湾政府ならば「台湾は中国だ。共産党なんかは国内の反政府組織にすぎねー」と言い張って、自分のメンツを保ちながらパンダもゲットできたんです。中華民国国内の共産党から、中華民国政府へパンダを贈るのなら、国内の移動ということにできますからね。
陳水扁総統は中華民国の独立を目指す人々とは違い、「中国」の名を冠さない「台湾」としての独立を意識しています。
ところが、彼は現在中華民国の総統という立場にあります。ここで「台湾共和国」を主張すると中華民国憲法に違反してしまい、国内の支持も減ってしまうのであまりおおっぴらには口に出来ないんですね。
最初、彼はパンダを拒否しようとしました。けれど、上に書いたとおり大声で「ウチは台湾国だからパンダもらえませーん。国際取引ダメ、ゼッタイ。」とは言えない。ではどうしたかというと。
「台湾は温度や湿度がパンダ飼育に適さないかもしれないので、育てられるか検討したいから3月まで待ってほしい」
これが今のところの、彼の最終意見です。
言い訳ともいいます。
すでに台湾では2箇所の動物園がパンダの誘致競争を繰り広げていて、パンダ舎の建設もだいぶ進んでいます。
世論調査では、国民の9割がパンダに来てほしいと思っているとのこと。
この状況ではパンダを拒否すれば非難轟々でしょう。といって、受け入れても自分の立場が危うくなる。陳水扁総統、まんまといっぱい食わされた感じですね。
これから最終的に政府がどういう決断を下すのか、今回贈られる予定の2頭のパンダがどこに行くのか、これからも見守っていきたいと思います。だって面白いし。
最後に、今回のパンダを招いた国民党の現主席・馬英九氏の言葉(意訳)を引用して終わりたいと思います。
「パンダの1匹や2匹どうしたってんだ。別にパンダが共産党員なわけじゃねえんだから。」
いやわかんないよ、もしかしたら中国共産党パンダ支部青年団とか出来てるかもしれない(笑)
パンダもいろいろと利用されて可哀想ですよね。
ゆきな |
2006.01.17(火) 20:31 | URL |
【編集】
うーん・・・それを言い出すと中国の動物園で見世物にしている時点で、すでに利用しまくりな気が・・・
なんにせよ、大切に世話してくれるところが引き取ってくれるといいですね。今パンダを欲しがっている動物園のうち片方は、広大な敷地で野生に近い状態で飼うつもりだそうですよ。
なんにせよ、大切に世話してくれるところが引き取ってくれるといいですね。今パンダを欲しがっている動物園のうち片方は、広大な敷地で野生に近い状態で飼うつもりだそうですよ。
深海魚 |
2006.01.24(火) 17:02 | URL |
【編集】
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