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2006年01月15日(日)

純愛と官能の境界線 

嶽本野ばら『シシリエンヌ』

『下妻物語』で一躍有名になった嶽本野ばらの作品。
コメディテイストの下妻と違い、心身の障害やブルーフィルムといった重いテーマを題材にしています。

内容は一言で言うならば、エロいです。
どのくらいかというと、本文中で一番多く使われている名詞が「ペ●ス」なんじゃないだろうかと思うくらい。
カバーをかけて電車内で読んでたら、きっといかがわしい本と間違われます。

けれど、ただエロいだけではとどまりません。登場人物の細やかな心理描写が、読む人を物語に引き込みます。

泣かせる本ではありません。おそらく癒されることもないでしょう。
今流行りの「純愛モノ」に物足りなさを感じるそこのアナタ。あなたが足りないと思う「何か」はもしかしたらこの一冊に含まれているかもしれません。

【More・・・】

オススメ度:★★★★☆

追記:これは感想ではなく素朴な疑問です。
p240で登場人物の1人が自分の娘(マリア)について語っている場面があるのですが、

「染色体の異常が原因で起こる重度の知的ハンディキャップをマリアは有していた。非常に珍しい病気で、症状もさまざまなのだが、共通しているのは知能の発育が一定までしかなされず、常に痙攣を引き起こす。無口なのにやたらと笑うのが特徴だという。そして腕を大きく上げ、ロボットのような歩行をする。」

これって、アンジェルマン症候群でしょうか?わからなくても話を読むのには差し支えないのですが、どうも気になってしまって。
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テーマ : ブックレビュー - ジャンル : 本・雑誌

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