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2005年05月09日(月)

国を愛するということ 

 近頃日本の教育の方針というヤツがコロコロ変わってますね。一時やたらとゆとり教育がもてはやされ(でも、それを推進している代表者は進学系の私立学校を作ってるというフシギ)、それが一段落したら今度は教育基本法改正がどうのこうのと。

 なんでも、最近の日本の若者は利益や理詰めでしか動かないから、魂や正義で行動し、祖国に誇りを持たせるように教育したいのだとか。
 具体的には、愛国心、宗教心などを育てる内容を盛り込むそうです(by 朝日新聞)。

 そんな流れに、政治のことも教育のこともさっぱりわかってないガキがネット社会の片隅で物申す!
 ということで、今日の日記は少々めんどくさい話になっております。飾り文字なども使うつもりがないので、読みにくいかもしれません。たいしたことは言ってないので、こういうのがニガテな人はどうぞ読み飛ばしてしまってください。

【More・・・】

 宗教心云々は憶測でしか語れないので割愛させていただきます。愛国教育のもたらすもの、について。

 愛国心に付いて話す前に、まず、祖国とはなんでしょうか。生まれた国?血統的なルーツのある国?国籍を持っている国?
 人は国籍上、血統上、出生上、言語上、文化上、宗教や思想上などいろいろな「国」を持っています。
 あなたの国籍は日本ですか。あなたの両親は日本人ですか。あなたが生まれたのは日本ですか。あなたが一番上手く話せる言葉は日本語ですか。あなたが一番身近に触れている文化は日本のものですか。あなたの思想は日本的ですか。これに一つ一つ、○×をつけてみてください。
 全部○で埋まりましたか?人によっては×があったり、△が入ったりしたかもしれません。○が多いければ多いほど「日本人度」が高いことになります。

 世の中には、無国籍、二重国籍、ハーフ、帰国子女、移民や元留学生の子弟などいろいろな理由で全部の項目が○で埋まらない人々がいます。何を隠そう、私も○は半分くらいしかつきません。
 私は余りマトモに育たなかった部類の人間なのであまり大きな顔は出来ませんが、彼らの多くは自分の状況を当たり前に受け入れて、当たり前に生活しています。
 けれど、お前の祖国はどこだと訊かれたとき、私たちは困ることになります。自分が育ってきた国々はどれも自分のルーツとなっていて、どれか一つを選ぶことなど出来ません。そんな人間にとって愛国心教育というのは、無理やり「日本」を選ぶように強要されることに他ならないのです。

 そして、正義や魂によって動く人間というのは、裏を返せば深くものを考えないということになります。行き過ぎた精神教育は、一つの価値観(この場合なら、愛国心)だけを判断によりどころにしてそれから外れいているものを深く考えずに敵視し、攻撃する人間を作りかねません。
 そういった奴らの典型例が、今某パンダの御国でプラカードを掲げて反日を叫んでいる人たちというわけです。多分、「日本最低」と叫んでいてもいったい日本の何に抗議しているのか、具体的にどうすれば良いのかしっかりした意見を持ってるのは、行進の先頭の10人くらいだと思います。そんな奴らの類似品が大量にいる国に住みたいですか?私は嫌です。
 過度の愛国教育が今中国や韓国で問題を引き起こしていると言われて久しいのに、どうしてわざわざ隣国の悪いところを真似しようとするのか理解に苦しみます。

 今、愛国心を子供たちに教えて、国民の団結力が強まるのかどうか、どんな利点があるのか、それは私にはわかりません。が、みんなが一体になることを重視することが「母国が中途半端な人たち」の権利の侵害に繋がらないことを祈るばかりです。「お前の祖国はAとBどっちだ!」といわれて「両方だ!」とか「どっちでもない!」と答える人たちがいることを忘れないで欲しい。

 「馬鹿だ」とか「そんな少数派のことをわざわざお前が考えなくていい」とか(だから私がその少数派なんだってば)、すでにもういくらか批判はいただいてますが、これが今の私の正直な思いです。
 発言力皆無な私がこんな辺境のブログで何を騒いだところで状況が変わるはずもありませんが、「こんなこと考えてるヤツもいるんだなあ」と記憶の片隅にでもとどめていただければ本望です。
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