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2008年10月05日(日)

金網の向こうの「オキナワ」 ~歌姫Coccoの軌跡~ 

※この文章は昨年、授業の課題レポートとして書いたものを少し手直ししたものです。普段と文体が違うのは、あまり気にしないで下さい。ていうか、文章作法とかめちゃくちゃだw 今読み返すと「あちゃー、こんなこと言い切っていいのかよ」という箇所も多々あるのですが、一年前の自分がどこまで考えていた(いなかった)かを覚えておくために、パソコンのおくから引っ張り出してみました。
作品としては、ザンサイアン以前のCocco名義・SINGER SONGER名義のCDと、活動停止中に描かれた二冊の絵本の内容を踏まえています。ジュゴンの見える丘きらきら以降は考慮に入っておりませんので、その点ご了承下さい。
ちなみに課題のテーマは「文学と記憶」だったという。なぜCoccoだったんだ、自分。


沖縄出身の歌手、Coccoの書く歌には、デビュー当時からある特徴的なモチーフが使われ続けてきた。過去に彼女と愛し合っていた、しかし今では死んでしまったらしい「あなた」とよばれる人物が、繰り返し登場するのだ。歌の中にあらわれて、時にはCoccoと甘い愛を語り合い、また時には彼女を見捨て、殴ることさえある「あなた」は、「抱きよせて からまって/引き裂いて 壊したい。」(Cocco [1997])と、愛と憎しみの双方の対象としてえがかれている。
ファーストアルバムにあたる『ブーゲンビリア』の歌詞カードの終わりには、「私を捨てた人へ、私が捨てた人へ、私を残して死んだ人へ、私を愛した人へ、私が愛した人へ、私の愛した美しい島へ、心からのキスを込めて。」(ibid.)と記されている。「あなた」は彼女が生まれ育った沖縄の島と重ねあわされているのである。
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テーマ : 音楽的ひとりごと - ジャンル : 音楽

タグ : 音楽評 Cocco 沖縄 米軍基地

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