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2008年05月17日(土)

『脳死の人』を読む人 

脳死の人―生命学の視点から脳死の人―生命学の視点から
(2000/07)
森岡 正博

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脳死/臓器移植問題を語る上での基本的なテキストとされてきた一冊。いずれ読まなければ、と思いつつ延び延びになっていたのをやっと手にすることができた。けれど、正直それほど刺激的だとは思えなかった、というのが本音だ。とはいえ、それはおそらく著者の責任ではない。増補決定版の出版からさえかなりの時間がたっているのと、あたしの関心が著者自身が「本書では触れられなかった」と断っている分野に向かってしまっているのが大きいのだろう。著者がその後に書いた生命学に何ができるか―脳死・フェミニズム・優生思想を先に読んでしまったから、というのもあるか。まえがきで示されている対象読者層を見ても、もう少し早く読んだほうがよかったと思った。
あたしにとっては本編の部分よりもむしろ、文庫化の際や増補決定版の際に収録された文章のほうが参考になるものが多かった。

テーマ : 読書ノウト - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 書評 森岡正博 脳死 生命倫理

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