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2006年10月30日(月)

未来視青年の異常な愛情 

アカルイミライ 特別版 アカルイミライ 特別版
オダギリジョー (2003/06/27)
メディアファクトリー

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THE BACK HORNが好きだといったら先輩に「御託はいい、ともかく観ろ」と貸し付けられました。「部屋を暗くして1人で観るべき映画だ」と。もっとも私は言いつけを破って真昼間に妹と観たわけですが(笑)

本作品は黒沢清さん監督で、オダギリジョーさんの初主演映画です。
おしぼり工場で働く、夢で未来を見ることのできる仁村雄二オダギリジョーと彼を見守る友だちの有田守(浅野忠信)。2人はただ淡々と毎日を過ごしていきますが、ある日、守はペットのクラゲを雄二に託していなくなります。そして雄二が目にしたものは、惨殺された職場の社長夫妻。守はその容疑者として収監され、やがて刑務所内で自殺してしまいます。残された雄二は守の父(藤竜也)と暮らしながら、ただひたすらクラゲの世話に情熱を傾けますが・・・

これを観ていて私の脳裏に浮かんだ言葉は「どうしようもない町に生きる、どうしようもない奴らの青春映画」。特に、不器用でどこかほっとけなさを感じさせる雄二が愛らしくて仕方ありませんでした。ラストは曖昧で、「えっ、どうなったの?」と一瞬湧き上がる煮え切らない気持ちを、バクホンの『未来』が包み込んで昇華させてくれます。その曖昧さが、先の見えない、けれどけしてただ悲惨なばかりではない曖昧さが、彼らの、そして私たちの「アカルイミライ」なのだと。
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2006年10月26日(木)

ピンクふぃィルター発動中(訳:ピンクフィルター発動中) 

子のこの日記はFC"2トラックバックテーマ第141回「誤字を打ち直さずに日記を書こう!」二酸化に参加しています

■英語の授業で、要請・・・じゃない、妖精をテーマにした詩を読んでいます。只今の御代お題はJohn Greenleaf Whittierの「The Changeling」。妖精の取替え子、というヤツですね。

She kissed it on lip and forehead,
She kkisedkissed it on cheek and chink.
And she bared her snow-white bosom
To the lips so pale and thin.


ni日本語:
彼女はそれ(娘)の唇と額に口付けて
彼女はそれの頬と割れ目に口付けた
そして彼女はその雪のように白い胸をさらけ出し
とても青ざめた薄い唇にあてがった

・・・・・・割れ目?
ちょっとお母さん、どこにキスしてんですかおーい!
いやいや、もしかしたらきt・・・あ、またやっちゃった。唇の割れ目とかかもしれないじゃないですか。もし万が一「あの」割れ目だとしたってそういう風習がある地域なのかもしれないし。現代日本人の眼から見て「やーらしー」と決め付けるのはよくないですよね、うん。落ち着け、落ち着くんだ渡し・・・ああもう、読みにくいったらありゃしない。私、です私。

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2006年10月26日(木)

18禁くらいでキャーキャー言うなんて、中学生じゃあるまいし 

■「今夜の謂いたい放題」Moviesに一件追加しました。
深海魚が18禁映画を紹介したからってちょっと変な期待を抱いてるそこのあなた。期待はずれですから残念!

まあ、つべこべ言わずに観ろってこった。
あ、もちろん18歳以上の方限定のお話ですからね。当ブログの読者様方に違法行為を示唆するわけにゃ行きませんからね、若い方はうまく年齢チェックをごまかして、とか考えちゃだめですよ?ぶっちゃけチェックは厳しそうじゃありませんでしたが・・・いえいえ、突破しちゃえよなんて言いませんとも、口が裂けても。

↓妙な期待をしてたあなたはコチラ。この正直さんめ。
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2006年10月25日(水)

薬指と少女とホルマリン 

先日予告したとおり、映画鑑賞に繰り出してみる。

薬指の標本 監督:ディアーヌ・ベルトラン 主演:オルガ・キュレリンコ
実は18禁だったらしいという衝撃の事実を知ったので一応警告。
***R-18 当作品は性的な内容を含みます***
・・・でも別に過激じゃないですよ、いやほんと。まあ高校生以下の皆様は残念ながら大人になるまでご鑑賞いただけませんということで。ところで18禁映画紹介したからってアダルトブログとか言われませんよねw)


「ユーロスペース」という渋谷のホテル街のど真ん中にある映画館で観てきました。小川洋子さん原作の小説がフランスで映像化された作品です。
サイダー工場で働いていた最中に事故で薬指の先を切断してしまい、仕事をやめて港町に引っ越したイリス(オルガ・キュレリンコ)。そこで女子寮を改築したラボに仕事を見つけ、標本製作助手として、封印したい思い出の品を標本にしにやってくる人々を相手に働き始めます。雇い主の標本技師が彼女に赤い靴を贈ったことをきっかけに、二人の奇妙で官能的な愛が始まっていきます。
しかし、彼女の前任者たちが次々と別れも告げずに消えていったという事実が明らかになり。果たして、イリスが最後に下した決断とは?!

技師は誰なのか、女子寮とは何なのか、消えた助手たちはどこへ行ったのか。ラボの周りに時々現れては消える子供は誰なのか、ヤケド跡の標本化を頼み、ラボに連れていかれた少女はどうなったのか。この映画はそうした事実関係を最後まで語りません。私たちはひたすら、全編にちりばめられた伏線をつなぎ合わせて物語の「真実」を紡ごうとあがくのみです。
もうひたすら妄想想像を豊かにする作りなもので、実は主人公は最初の事故の時点で意識不明の重体で、現世と冥界の中間点にあるラボにたどり着いたんじゃないか。ラボとは、生死の間をさまよう者たちが心残りになるものへの未練を断ち切り、ある者は生者の世界へ、ある者は死者の世界へ旅立っていくための場所なんじゃないか。そんな深読みすら、してしまいました。
答えが提示されていないため、いくら考えても、誰と話し合っても明確な「真実」など見えてきはしないのですが、それを不満に思うのでなく、逆に物語が見る者の想像によっていく通りにも変化しうることに心地よさを感じました。未読の原作薬指の標本 / 小川 洋子を読めばもしかしたら何らかの回答が示されているのかもしれませんが、しかし例えそうだとしても、それを唯一絶対の解釈にしてしまいたくない、そんな気持ちを起こさせる映画でした。

ぜひ、この手の映画が好きな親しい人たちと一緒にごらんになることをオススメします。そして鑑賞後、自分なりの解釈なり、感想なりをお酒でもいただきながらうんと語り合えば、よりいっそう作品の余韻を豊かなものにできるのではないでしょうか。

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2006年10月23日(月)

なんだ、この深海魚思考な集団は 

■外国語の授業で、先生(外国人)が「強制する」という意味の単語を解説していました。

 先生:「ハイ皆サン、この単語はキョセイするという意味デスヨ~」

思わず、ワタクシ噴きました。
ああもう、またこういうネタで笑っちゃったぁ~(>_<)だからピンクキャラとか言われちゃうのかなぁ;;あたしのバカバカ★(←お食事中の方マジですいませんすいませんごめんなさい)
・・・と、思ったら教室中皆腹筋を抱えてヒクヒクしていました。

 先生:「・・・?この単語はひどい先生が無理やりするというような意味デス。

先生がキョセイするデスヨ

 同級生:「それは本当にひどい先生ですね」

ダメだ、お腹が痛くて声がでない。他者の言葉をおかしなものと見なして笑ったりしちゃダーメよ、と頭の片隅で良心の最後の残滓っぽいものがちくちくしているけど、もう止まりません。だ、だって、たった一文字「ウ」が抜けただけでひどいことに・・・

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2006年10月22日(日)

私の犠牲 

■いい加減更新しないとと思ったのですが、只今課題に追われ中につき手短に。

国家と犠牲 国家と犠牲
高橋 哲哉 (2005/08)
日本放送出版協会

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コイツを読んでレジュメを作成中です。リミットは明日の最初の授業です。落とすと重要科目の1年分の単位がサヨウナラです。かなり極限状態です。
時間的な問題により浅い流し読みしかできていないので(教授ゴメンナサイ)偉そうに書評などはかませないのですが、「犠牲の論理」の普遍性、という枠組みは参考になります。もちろん靖国における「英霊」の論理の特殊性を無視することができないのは、作者が一番ご存知でしょうが。

で、ゴメン面白い日記や考えさせられる日記は明日以降まで待ってください(土下座)
とりあえず、「国家と犠牲」読みやすくてそれなりに読み応えもあるので、「国家の品格」なんか読むぐらいなら読んでみられては?一応、忙しい方にも電車の中などで少しずつ読める範疇内だと思いますが・・・

以上、睡眠時間と体力を尊い犠牲にしている深海魚でした。

↓お前ごと犠牲になってしまえと本気で思ったあなたはコチラ
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タグ : 高橋哲哉 国家と犠牲

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2006年10月19日(木)

別に煮魚でもムニエルでもいいけれど 

■ブログのテンプレートを深海仕様に変更してみました。

イメージは海鮮料理屋に置かれた水槽で。

雰囲気が出てるだけではなく、お魚がいっぱい泳いでるところに「今夜の焼きザカナ」とタイトルが入るせいで彼らの悲しい運命が予想されてちょっと目頭が熱くなる、というウィットに富んだ構造になりました。ちなみに私も「深海魚」で魚類なので焼かれます。おいしくいただかれます。
ブログ名自体、「深海魚」というHNがもともとあったので「あたしなんか煮るなり焼くなり好きにすればいいんだ!」というかなり自虐的なノリでつけた気がします。いや、管理人が焼かれちゃってるっていう構図が面白かったのが一番大きいんだけど。

・・・ハイ、自分のネタを自分で解説するのは痛いですね。

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2006年10月17日(火)

本棚の中 

■日頃に秋色の深まるなか、皆サマいかがおすごしでしょうか。朝晩の冷え込みに早くもお布団から出られなくなりつつある深海魚です。こんばんわ。おかげで毎朝遅刻です。
…進級できるのかな、私。もう何もかもめんどくさいので、いっそこのまま冬眠してしまいましょうか。

■部屋にあった小型本棚に本が入りきらなくなったので、大きいのに入れ換えました。コミックや参考書、実用書なんかは用済みになれば速攻捨ててしまうのですが(気が向くと妹が保管してくれます)、純粋に活字分を補給するための「読むために読む本」はいくら古くなっても捨てられません。ホント、本棚とクローゼットはいくら増設しても足りないです。服も捨てられないので。

しかし、そうすると本棚の中身は・・・

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2006年10月15日(日)

品格をもとうと心がけたんだけどね、最初3秒くらい。 

■「今夜の謂いたい放題」Booksに「国家の品格」の書評(前後編)を追加しました。当該書が「品格なき筆者による品格ある国家論」(『はじめに』より)であるならば、私の性格上、エントリーはそれ以上に「品格なき読者による品格ある国家批判」にならざるを得なかったことをお断りしておきます。
(まあ、あの本は国家論じゃないし私の批判も国家批判じゃないんだけど)

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2006年10月14日(土)

国家の品格?(笑) 後編 

国家の品格 国家の品格
藤原 正彦 (2005/11)
新潮社

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*深海魚による、あえて壮言大語の重箱の隅をマジメにつつく『国家の品格』批判。前編と続けてごらんください。
*私と同じ点に言及している(批判の中身は少し違いますけど)ブログ様を見つけたのでリンク&トラックバックさせていただきます。同じFC2なあたり親近感が(笑)
日常ぶんか社会学 ~sociological analysis of everyday life culture~
『国家の品格』の品格 3章 この発言やばくない?
『国家の品格』の品格 4章 あれ、まともかな?


■そして2つめ。

>私は、ガーナ人でガーナを愛さない奴がいたらブッ飛ばします。韓国人で韓国を愛さない奴がいたら張り飛ばします。仮に張り飛ばさなくても、少なくともそういう人間とは絶対に付き合いません。根無し草と付き合っても、何一つ学ぶものがないからです。
(P.112)

>日本人は日本人のように思い、考え、行動して初めて国際社会の場で価値を持つ。ガーナ人はガーナ人のように思い、考え、行動して初めて価値があるということです。
(P.147)

この人は、人は国家に根をはるか根無し草になるかの2択しかないと思っているようですがね。国を持たない人々や何らかの理由で国籍国と出生国、血統上の祖国がバラバラであったり複数にわたっている人たちはどうすればいいんでしょうか。自分の話になっちゃって申し訳ないんだけど、私なんかも上記の理由で「国を愛せ、の国ってどこ?」と首をかしげざるを得ないわけで、この著者が言うような祖国愛なんて持ちようがないんだよね。
もちろん祖国と呼べるものが複数あったからといって必ずしも私のような考えに至るわけではないのだけれど、こういう境遇にある人間は例え明確なナショナル・アイデンティティをもっていたとしても第三者からその通りに見られるとは限りません。またまた自分を例に出しますけども、私も「中国人」と呼ばれることもあれば「もう日本人だよね」なんて言われることもあります。ありえない仮定だけど、例えば私が日本と中国の両方にルーツを持つにもかかわらず「自分は日本人」という自己規定を持ち、日本を愛し、日本人的だと自分が思うように考え、行動していたとします。自分ではいっぱしの愛国者気取りです。しかしもし第三者から見て私が「中国人」に見えていれば、私は「中国人なのに中国を愛していない」ことになってしまい、国を愛していない根無し草として認識されてしまいます。本人の内心や行動に関わらず、祖国愛がないと判断される可能性を私たちは内包しているんですね。
「人間は祖国を愛して当たり前」という意見は、祖国とは自明のもので、その上で「愛す」か「愛さない」か選択する、という構図ですから、誰もが明確で疑問をさしはさむ余地のない「祖国」を持っているという前提に立たなければ成り立ちません。それとも、明確な祖国を持っていない人間は生まれながらに付き合う価値のない根無し草だとでも言うつもりでしょうか。私たちの一部はグローバリゼーションの産物ですから、反グローバル派の藤原さんにとってはなるべくいないほうがいいとでも?

いくら藤原正彦憎しに染まった私でも、国を持たなかったり複数持つ人々を彼が本気で敵視しているとは思いませんけどね。おそらくは単に忘れていたか、読者/聞き手として想定していなかったんでしょう。
しかし、この本の元になった講演は城西国際大学の主催で行われた(正確には東芝国際交流財団との共催ですが)国際理解をテーマにした公開講座でのものです。そう、国際大学。「祖国」の自認があいまいであったり自認と他者の認識が一致しない人間が少なくとも他の場所よりは多いだろうと考えられる場で、彼らの存在を完全忘却した発言ができるその神経に感服いたします。「ブッ飛ばします。」だって?あたしゃアンタをブッ飛ばしたいよ。

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2006年10月13日(金)

国家の品格?(笑) 前編 

国家の品格 国家の品格
藤原 正彦 (2005/11)
新潮社

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緑字は引用です。強調は特に断りがない限り深海魚によります。

発売された直後にパラパラ流し読みをして「うわ、これはないな」と思って本棚に戻したのですが、改めてきちんと読んでみてツッコミどころの多さに目が点になっています。ひとつひとつ気になる箇所のページを折っていったら(注:本は大切にしましょう)ほとんど全ページにチェックが入っていました。

■グローバリズムとか経済が理解できてないとか、歴史知識が間違ってるとか、「平等」や「民主主義」を誤解しているとか、「論理」の認定範囲が狭すぎるとか、そういった批判は素人の私がやるよりもっと充実した反論をネット上に公開されている方が沢山いらっしゃるのでそちらを読んでいただきたいのですが。国家の品格 批判 - Google 検索
さて、私からはどう料理したものか。私はそもそも、この本の記述スタイル、つまり諧謔や笑いを含ませて表現を軟化させつつ、自分の主張を展開するという方式が嫌いです。なぜならそれは主張に含まれている間違いや偏見を「マジメに」指摘する行為を「ネタにマジレスカコワルイ」といわんばかりに「空気」によって封じる効果があるからです。藤原正彦はこの本を「ネタ」として書いているという指摘をWeb上でいくつか見かけましたが、たとえ本当にそうであったとしても、受け取り手は必ずしも「ネタ」と受け取るとは限らず、「ネタ」に対して「マジメに」反論できないでいるうちに「ネタ」が多くの人々に素直に信じられてしまう、という構図を生み出しかねません。実際「国家の品格」の売れ行きと引用のされ方を見ていると、そういう構図が生み出されているとしか思えない。ジョークを絡ませて主張をする際にはたとえ表現が軟らかくても主張そのものは「マジメに」やっていて「マジメな」批判に堪えうるつもりであるということを何らかの形(言外を含む)で示すべきではないでしょうか。・・・私自身マジメな主張をする際に読者/聞き手をひきつけるために、もしくは反発を抑えるために笑いを利用する傾向があるので、あんまり書くと自分の首を絞めるんですけども。いや、一応中身はマジメにやってるつもりですよ?(ビクビク)

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2006年10月12日(木)

酒も飲食物という意味では食べ物であって・・・ 

■夕方の授業のあと、一緒に講義を受けていた友人とご飯を食べに行くことになりました。

 友:「とりあえず渋谷まで出てみる?」
 私:「そうだね、食べるトコいっぱいあるし」

で、30分後。

なんでバーにいるんですかうちらは。

 友:「俺、明日早朝から部活あるんだよねーゴクゴク←酒
 私:「あたしも必修の授業あってまだ課題終わってないんだよねーゴクゴク←酒

アルコール度数30%以上あるカクテルとか飲んでました。おいしかったけどバカでした。幸い、なんともありませんでしたけどね。

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2006年10月10日(火)

見当はずれ 

■それは何人かで新宿を歩いていたときのこと。駅前の交差点を渡っていた私は、傍らの友達に話しかけようとしてホンの少しよそ見をしました。
その瞬間、ちょうど私の胸に当たる高さに両腕をつきだし、明らかに故意にぶつかってくるおっさんが。

 友:「大丈夫?!」
 先輩:「俺、蹴っといた方がよかった?」
 私:「いえ、平気ですけど…びっくりしたぁ」

深海魚は昔、痴漢とストーカーのハイブリッドのような生物に追いかけまわされたことがあるので、思わず目の前でトラさんとウマさんが決死の追いかけっこを始めそうになりました。一瞬で正気には戻りましたのでそれはもういいのですが。

おっさん、そこ、胸じゃないから。

あまりにふくらみがなさすぎて目測を誤りましたか。パッド入りでもまだ判別不能ですかそうですか。
…死んでいい?

テーマ : il||li _| ̄|○ ilil||li ハァ・・・ - ジャンル : 日記

タグ : 日記 日常 オバカ

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2006年10月09日(月)

♪ricky、頭をよくしてあげよう(かなり私信) 

*タイトルは筋肉少女帯『香菜、頭をよくしてあげよう』のパロディで他意はないです。
ところでこれ、書籍版だと『神菜、頭をよくしてあげよう』なんですよね。そういえば大槻ケンジさんがかわいがっている歌手に香奈って子がいますが、もしや関連性が?


■数日前学校で、お友達のrickyサマと小難しい話を色々としていたときのこと。

 ricky:「あ~、頭のいい話がしたい」

それにはまず頭よくならなきゃですよ(笑)
ついでに深海魚は頭がよろしくないのでお相手役には不適任だと思われます。

 別の友人:「じゃあ、この数学の問題をだな・・・」
 r:「理数系はいらねえ!」
 私:「人文社会な話がしたいんだよね?」

頭のいい話はできませんが頭悪いなりに文系チックな話は多少できますので、いろいろ語ってきました。できるといっても、その辺のおっさんが酒飲みながら管巻いてする程度ですけどね(それ、できるって言わない)

南京事件(もしくは南京大虐殺)について話した部分をちょっと補足しておきます。
主にインターネット経由で知識を得ているそうなので、過去に私が南京関連記事を作ったときに参考にさせていただいたサイトを再紹介しておきます。

・南京事件資料集
・南京事件 小さな資料集
・クッキーと紅茶と
Apes! Not Monkeys! はてな別館

それなりに有名どころだけれど、rickyサマが普段読んでいるところとはおそらく傾向が違うのでまだ読んでないんじゃないかなあと(もう目を通してたらごめんね)。1つめと2つめは資料集、3つめはインターネットでよく出てくる論点についての論述が多くあります。抱いてる疑問点のいくつか(例えば、なんで人口20万人しかいないのに30万人も殺せたの?とか)は解決できると思います。4つめは南京事件に限らず戦争犯罪全般を扱ったブログです。本館のほうも勉強になります。
ところで、Webでみることのできる南京関連の詳しい資料は南京事件の通説に対する反論(いわゆる否定論)と、それへの再反論もしくはそのためのデータがほとんどで、通説そのものを詳しく説明したものは少ないんですね。だからやっぱり、南京について議論したいのなら歴史学者の書いた入門書を一冊は読んでおいたほうが、何が通説でそのどこに疑問があるのか整理できると思われます・・・と、読まずに記事を書こうとして人からツッコまれて慌てて読んだ私が言ってみる。玉響サマのツッコミは正しかったです、ハイ。

あ、あと小林よしのりさんの『戦争論』を参考になさったそうですが、私は『戦争論』読んでないので内容に言及できません。なので、代わりにこれをどうぞ
新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論 - Wikipedia

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2006年10月05日(木)

ついに身内からはてな市民が! 

@99/アットキュウジュウキュウサマがlivedoor ブログからはてなダイアリーに移転したのでリンクを変更しました。
ついに深海魚の知り合いからはてな市民が輩出されましたよ。あれ、便利そうだよねえ。

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2006年10月03日(火)

グリーン・ヘアード・モンスター 

■何でもFC2ブログのアクティブユーザー数が日本一になったそうなので、記念キャンペーンに応募させていただきます。
ブログ日本一!100万円プレゼント
おめでとうございます、とFC2の中では異端っぽい1ユーザーからお祝いを述べさせていただきます。

■ちょっと思い立って、髪にグリーンを入れました。嫉妬に燃えるグリーン・アイズ・モンスターならぬグリーン・ヘアード・モンスターです。
実際はちょっと緑がかったくすんだブラウン、くらいなのでモンスターとは程遠いですけどね。もうちょっと化け物っぽく思い切ったほうがよかったでしょうか。でもハイブリーチは傷むし。

で、今日もまた試行錯誤、いや、思考錯誤モードです。もういいよ、とうんざりしているそこのアナタ。ほんのちょっとだけ、お付き合いくださいね。

■以前、「子猫殺し」へのレスポンスのついでにセックスにおける男女のリスク差、ということに軽く触れました。
一方で、伝統的な性道徳の二重基準、というものが日本にはあります。これは近代化とともに確立されたもので、ごく簡単に説明すれば「女は未婚でのセックスや夫以外の相手とのセックスをしてはいけないが、男は未婚の相手とある程度の婚前交渉・浮気ならしてもいい」ということになります。戦前、既婚女性の婚外交渉は姦通罪といって犯罪になりましたし、今でもそうした風潮の名残は存在します。これはもちろん不平等な基準です。しかし「平等でないという問題はあるけれど、それをのぞけば、もともとリスクの多い女性の体を保護するための二重基準はおかしくないんじゃないか」という言い方を今でもときどき見かけます。そこで、不平等である、という観点以外から旧来の性道徳の問題点を指摘できないか、ちょっと試してみたいと思います。

このような道徳下では、多くの女性はそれに従って婚前は貞操を守り、結婚後も夫以外とはセックスをしない、という生き方を選ばされます。そこに自由はありませんが、確かに望まぬ妊娠のリスクからはある程度守られているように見えます。彼女らを「主婦」*1と呼ぶことにします。
一方、男性の婚外交渉は相手が人妻じゃない限りは寛容な目で見られますが、浮気や婚前交渉を男一人でできるわけがありません。そこには必ず結婚せずにセックスをする女が必要になります。男性の婚前・婚外交渉は既存の性道徳に包摂されますが、女性のそれは性道徳からの逸脱と見られて差別されますので、必然的に後者は前者よりずっと数が少なくなります。この女性たちを仮に「娼婦」*2と呼ぶことにしましょう。
「娼婦」たちは彼女らと性交渉をしたい男たちより数が少ないですから、1人で複数の男性の相手をしなければならない可能性が高くなり、望まぬ妊娠などのリスクを一身に引き受けるハメになります。その上、性道徳に照らせば彼女たちは本来「いてはならない」存在ですから、リスクのケアを受けられるどころか悪い、卑しい者として見られ、一般社会から隔離されてしまいます。
つまり、性の二重道徳は自由な男とリスクから保護される代わりに自由を抑圧される「主婦」を生み出すだけでなく、余分なリスクを引き受けさせられ抑圧もより強く受ける「娼婦」という本来いてはならないならないと規定される女を必ず生み出し、そして必ず差別する、そういうシステムであるわけです。それが女性を保護する仕組みだなんて、とんでもない妄言だと思います。

*1 その層に含まれる人間の代表的イメージです。全員が結婚して家事労働を担っているという意味ではありません。
*2 同上。全員が性的サービスによって金銭を受け取って生計を立てているということではありません。また、セックスワーカーへの否定的意図もありませんのでご理解ください。


とまあ、そんな理屈を適当に組みあげて悦に入り、あまつさえ友だちに開陳して喜んでいたんですが(ごめんね)、後でよく考えたらとんでもないミスに気づいてしまいました。それも自分の中の無意識の差別をさらけだしてしまう類のものです。

Q:私のミスとは何でしょう?
ヒント:強制●●愛社会

テーマ : ちょこっとエッチ - ジャンル : 恋愛

タグ : ヘアカラー 性道徳 環境運動 ロマンチック・ラブ

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2006年10月01日(日)

私たちが当たり前のように不健全に、たとえ後ろ指を指されても石はぶつけられずに生きていける自由のために 

■毎度誰一人お待ちかねでない深海魚の演説の時間がやってまいりました。今日は普段の日記よりは硬いんだけど、コラムコーナーに置いとくほどまとまってもないし・・・というなんとも中途半端な書き散らしを3つほど、開陳いたします。なお、読んでもただの時間の無駄に終わる可能性大なのでご注意を。

■タイトルが異様に長いですが、不健全=一般的とされる傾向から逸脱する思想・趣味・嗜好、後ろ指を指す=「良識ある」人たちがひそかにもしくは個人的にそれに嫌悪感を示すこと、石をぶつける=非難や弾圧を公然と行える状況、ということだと思ってください。

私の英語の先生は、元軍人のアメリカ人です。彼は左派を自認する人で、日米ともに教育への権力の介入・管理が強まってきていることに懸念を抱いています。幸い、うちの学校ではまだそうした傾向があまり見られないそうだけれども。
その彼が、授業中の雑談としてなした発言を、考えるための事例としてピックアップします。

 「今都教委の国旗・国歌通達に違法判決が出たけど、僕の出身地でも昔は国歌斉唱があったんだよね。結局ベトナム戦争を経て、教育で国家に忠誠を誓うのは洗脳にしかならないってことで取りやめられたんだ」
 「安倍政権の教育改革はやっぱり徴兵制を狙ってると僕は思う。今は男女平等に誰も反対できない状況だから、そうなれば女性も兵役につくことになる」
 「格差社会っていうけど、思うに政府はわざと格差を作り出して下層が(生活や階級上昇のために)志願兵になるのを狙ってるんじゃないかな」
 「今のアメリカの入国審査は異常。僕はもう絶対あんなところには行かないよ」

いかがでしょう。私的には参考になるところもあり、いやそれは違うだろうと思うところもあり、なのですが。今回問題にしたいのは個別の発言の当否ではありません。
今のアメリカでは、彼のような考えは異端で一般的でないものとしてとられるということなんですね。「アメリカにはもう行かない」と宣言した彼の心にどれだけ、祖国たるアメリカへの愛着があるのか、私にはわかりません。それを愛国心がないとか、反米(日本人が日本人に対して『反日』というのと同じニュアンスだと思ってください)だとか、よその個人が思うのは勝手です。あるいは「そもそも愛国心ってどこの国に抱けばいいんだっけ?」と考え込んでしまう私に対して、おかしいヤツだと思うのも勝手です。それを受けて私が「バカだなあ」と思うのも、もちろん私の勝手です。けれど、じゃあ発言できないようにしましょうとか、不健全な価値観だから(批判でなく)是正させましょうとかいう方向に行くことだけは許容できません。

これは何も、愛国心やら政治的立ち居地やらに限った話ではありません。例えば、服装。髪型。音楽。漫画。ゲーム。あるいは・・・異論があるかもしれないけれど、いわゆる「常識」「マナー」。「良識ある人々」が眉をひそめるものはいくらあるでしょう。眉なんか思う存分ハゲるまでひそめてりゃいいと思いますが、「あなたもああいうのはよくないと思うだろう?」「一緒にやめさせよう」ましてや「法律でああいうのは取り締まらなきゃいけない」なんてなったらたまったもんじゃありません。
青少年健全育成条例をはじめとして「健全な社会」「健全な常識」「健全な家族」「健全な愛国心」・・・お偉方は随分「健全」という言葉がお好きなようですが。誰もが安心して暮らせる健全な社会なんか、要らない。今のところ特に他者を侵害するようなことはしていないけれど、見るからに怪しげな人物がお隣に住んで人に言えないとされるような趣味に没頭しているとして、100歩譲ってそれにご近所が「怖いわね」とヒソヒソするのは認めるとしても、「怖いから皆で監視しよう、追い出そう」なんて誰も言い出さないし、ましてや公権力が排除を推進するようなことなんて天地がひっくり返ってもありえない。誰もが多少の不安を仕方ないものと思いつつ共生する、そんな社会こそが私の望むものです。

参考:「ニート」って言うな! / 本田 由紀、内藤 朝雄 他
    第2章「構造」―社会の憎悪のメカニズム 内藤朝雄

ちなみに余談ですが、私はこの英語の先生の雑談で安倍政権の話が出たときについうっかり応答したせいで、講義の後15分ほど絡まれる羽目になりました。すいません、英語で民主主義の長所と弱点とか、語れません。

テーマ : 日本のルールとマナー、常識と非常識。 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 愛国心 自由 表現 国家 英語教育

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