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2006年08月28日(月)

「子猫殺し」を考える。 

■知人の日記で坂東眞砂子さんが日経新聞の連載で書いた「子猫殺し」の話をとりあげていたので、そこに軽ーい気持ちでコメントをしたのですが。
書いた後になって、いろいろ考えてしまったので自分のブログに持って帰ってみました。
緑字は引用、強調は特に断りがない限り深海魚によります)

きっこのブログ: 猫殺し作家の屁理屈 ←坂東さんの文章が全文載っています

猫を飼っている身としては(ちなみに避妊手術済み)「そんなことしないでよ、酷いじゃん」というのが本音ですが、んな事延々と書いたって出会い系スパムメールよりも読む価値のない文章になるだけなので書きません。

えーと、坂東さんの文章自体は「さすが職業作家、読者をどう挑発していいか解ってらっしゃる」とか思っちゃったわけですが。それにしても、ここまでセンセーショナルな反応が起こっていたのにはちょっと驚いています。例えば、上のきっこさんの反応。猫好きとしては腹が立つのはわかるんだけれど、猫の避妊手術を人間の避妊に例えるのは飛躍しすぎです。無理に人間で似た例を引っ張り出してくるなら、世界中で数十年前まで公然と行われていた「知的障害者など子孫を残すのにふさわしくないとされた人物に強制的に断種・不妊手術を施す行為」でも持ってきたほうがまだ近い。こっちは少なくとも、他人が対象の了承を得ずに生殖の可能性を永遠に奪う、という共通点はあるわけですから。

そもそも、動物と人間を同列に持ってくること自体に無理があります。生まれた子どもを殺してしまうのはもちろん人間だったら許されませんが(『間引き』ということは残念ながら存在するんだけど)、それを言い出したら「飼う」ということ自体が人間に対しては許されないわけです。人間に対して許されることと動物に対して許されることが違う以上、人間の子を殺してはいけないからといって猫の仔も殺してはいけないということにはなりません。
フランスでは子猫を殺すことが違法になる可能性があるそうなのでそれは法の判断を待つしかありませんが、少なくとも坂東さんは謝罪などする必要はないと思います。「残酷だ」という感情以外で、坂東さんを責められる理論が私には見つけられませんから。ましてや何一つ被害を受けていない読者に謝る必要なんて、ない。

で、それを踏まえた上で私は坂東さんに疑問を示したいんだよね。

テーマ : アニマル情報 - ジャンル : ニュース

タグ : 猫殺し 坂東眞砂子 避妊手術 妊娠

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