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2008年11月15日(土)

深海農場 

ひさびさに更新しようと思ってやってきたら、デコブログのサービスが終了するって言うじゃないか。まだ実装されてない機能もいくつもあって、これから増えてくるのを楽しみに待っていたのに…
いきなりのことで驚いているし、ショックだ。
こうなると、日ごろ「ウザ子」呼ばわりしていたウサ子が、急にいとおしくなってくるから不思議だ。いなくなって(というか、いなくなるとわかって)初めてわかる大切さ。
…なんてね。

移転先はおいおい考えるとして、今日はちょっとどうしようもない話。
学校帰りに、研究会で一緒の人たちと飲みに行った。奥のテーブルで上級生がやたらと盛り上がっているけれど、席が離れているのでよく聞こえない。

「何の話してるんですか?」
「恋バナ!
 あたしたちさ、いつまでも一人にこだわってるんじゃなくて、たくさん(恋愛の)種を蒔いといたほうがいいのかなって」
「そうそう。で、一番よく育った一株だけ残して、あとは間引く、みたいな」
「農場をつくろうって話してたんだよ。ねー」
「ねー★」

お姉さん方二人が、とってもハイテンションだ。

「…農場を作ろうとして、気がついたら富士の樹海を育てちゃったあたしはどうしたらいいんでしょうか」
「自分が迷うのかよ!」

我ながら、上手いこと言ったと思う。
まあ、樹海というのは大げさにしても、ときどき一思いに除草剤を撒きたくはなる。
けれど、それこそ「自分で蒔いた種」というヤツだ。
ぼくーらはーもっとー、おりこうだったのに、ねぇー♪
(ぬけがら/Plastic Tree)

ちなみにこの会話の最中、テーブルの男性陣はみな苦笑いして一言も発さなかったのは言うまでもない。
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2008年10月17日(金)

浮気について 

ウザ子…もとい、ウサ子からお告げがあったので、浮気について書かなければいけないらしい。
・・・っていうか、あたしの恋愛観なんか聞いたところで誰も得しないだろうとか、思うのだけど。

基本的に「運命の人にすべてをささげるの!」とか、「僕には、君だけだから…」みたいなのはあほらしいと思ってしまうタチなのだけど
(マゾっ気のある人は、あたしの前でこれらの単語を口にして視線の体感温度がどれくらい下がるか試してみればいいと思う)、
一応特定の相手がいるときは浮気しない主義ではある。「浮気」と認定するハードルが高すぎる、とか言われることもあるけど。
たぶんしないよ、うん。
まあ、ちょっとは覚悟しておけ♪(さだまさし)

…自分がされたら、どうするのかって?
確証があるのなら、とりあえず「お前のやってることは、二人の間ではあっちゃいけない『浮気』だと思う?しちゃいけないことだと思う?」と、聞いてみるかな。
YES、と言われたら、たぶん別れる。二人の間であってはならないということは当然あたしがやってもダメなわけで、相手がするのを許せないことをやるヤツは信用できないからね。
NO、と言われたら?とりあえず、同じことをこっちもやってから、考えます。

まあ、そもそも浮気される相手もいないわけだが。
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2008年09月19日(金)

必要なのは「誰か」なのだ 

友人(♂)と、出産/育児と仕事、という話をする。
年を重ねるごとにこうしたテーマが観念ではなく現実的な話題になりつつある(といっても、まだ友達の友達がパパになった、とかそんな感じだが)のだけれど、今のところ周りの何歳までに結婚したいとか、どんな家庭を作りたいとか、そんなことを目を輝かせて語るノリからは完全においていかれてる。

「これはあたしの先生がいってたことなんだけど。女性は子どもを生むと働けなくなるっていうけどさ、本当に働けないのなんて、ものすごく長く見積もっても妊娠中と出産直後のたかだか1年でしょ?その『たかだか1年』を重く見て女性を雇わなかったり昇進させなかったりするのって、変な話だよね」
「え、だって母親の体調が戻っても、小さい子の面倒見なきゃいけないじゃん。急に熱出したりするから目を離せないし。少なくとも子どもが幼児のうちは働けないでしょ?」
「うん、確かに小さい子は誰かが見てなきゃいけないね」
「じゃあ、働けないのはしょうがないじゃん」
「『誰かが』見てなきゃいけないんであって、誰でもいいんだよ?」
「…あ。」

物理的に母体と胎児がつながっている妊娠中と違い、出生後の子どもから母親が離れることは可能だ。誰かが面倒を見なければその子は死んでしまうけれど、その「誰か」が母親である必然性はない。
現実問題として、パートナーや周囲のほかの人々が育児のために仕事を休むことがなく、保育園に預けようにも待機児童になってしまい、職場に託児所もなく、といって目の離せない年頃の子どもを見捨てることもできなければ、母親は仕事をやめたり、休んだりせざるをえない。しかし、いくら事実として働けないことが多くても、原理的に幼児を抱えた母親が外で働くことは可能である、ということは変わらない。事実、あたしは母の仕事(ていうか、一家全員の生活)のために人の手に預けられてちゃんと育った。
人間って、こんな当たり前のことも忘れるんだなあ。

もちろん、物理的に可能か不可能かという話と、子どもから引き離されてまで賃労働にいそしむのが本当に母子にとって幸せかどうかは別である。そして、「働く母」についての議論の外で、当たり前のように子どもから引き離されている「働く父」が幸せかどうかも、当然別の話だ。
【編集】 |  02:10 |  『セックス、哲学、ロックンロール★』跡地  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2008年07月22日(火)

悪食系女子の恋愛学 1 

タイトルはパクったけれど、森岡正博の新刊
草食系男子の恋愛学草食系男子の恋愛学
(2008/07/16)
森岡正博

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とは特に関係ない。というか、深海魚はその本を読んでいない。いわゆる恋愛ハウツー本のたぐいには理屈以前の嫌悪感があって、どうしても最初からあら捜しをしにかかってしまうからだ。いっそ論文にしてくれれば、すんなり読めそうなんだけどなあ。草食系男子のふるまいというのは「無痛化」志向とは違うんだろうか、とも思うのだけれど、『無痛文明論』も未読なので余計なことは言わないでおこう。

さて、深海魚は恋愛に関しては相当な「悪食」である。単に好みが少数派だというだけではなく、好みのタイプと実際に手を出そうとする男がまるで一致しないという、自分の好みから見ても悪食なのだ。誰かピアスで小柄ないい人紹介してください。
こうなってしまうのも、きっとあたしの恋愛戦略のせいだろう。気になる人ができれば、もちろん相手も自分を意識するようにアピールすることになる。けれどあたしは、ブログではなんだかんだ取り澄ましたようなことを言っているけど、結局この社会の中のジェンダー規範に乗っかったアピールの仕方しか知らない。さりげないボディタッチをする。思わせぶりな態度を取る。告白は自分からせずに相手が決意するのを待ち、言われたら恥ずかしそうな顔で「えっ…」とか言って顔を覆ったりしてみる。ここぞとばかりに奥手で受動的な女子を演じる。考えてやっていることもあるし、考える前に体が動いていることもある。普段のあたしのふるまいや言葉遣いを考えるとヘソが茶を沸かしそうだが、それでも通用してしまうのだ、コレが。
当然、関係が成立するのはこのような「女のコらしさ」に魅力を感じるような人とだけになる。けれどあたしは、「女のコらしい」奥ゆかしさや、消極性や非力さを期待されるのが好きではない。こんなやり方をしてしまう自分がとてもとても姑息に思えて、そのたびに自己嫌悪してしまう。同時に、こんなくだらないものが通用する相手がとても陳腐で、どうしようもないヤツに思えてしまう。
【編集】 |  02:36 |  『セックス、哲学、ロックンロール★』跡地  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2008年07月06日(日)

孤独な女 

さびしいな、と思うことがある。
女が奔放に見えるのは孤独の裏返しだ、なんていうくっだらねぇ神話に飲み込まれるつもりは毛頭ないが、しかしあたしだって人間だ。気づいたら携帯を握りしめて着信を待っているとき。久々に会った友人に機関銃のように話しかけているとき。スケジュール帳をやたらと眺めてしまうとき。ああ、今さびしいんだな、と認めざるをえない。そんなときはベランダに出て、タバコに火をつけながら「ああ、独りだなあ」と感傷に浸ってみたりもする。

さびしさが強まってくると、誰か信用のおける人(異性ならなお可)をつれてきて、黙ってくっついていたくなる。けれどそうしたところで、孤独感が消えるわけではない。近くにいて、触れているからこその断絶感のようなものがあるのだ。
たった今あたしがその人に対して抱いている思いは、いつか必ず消えて別のものに置き換わる。そんな予感が、常に付きまとっている。だから「永遠」なんていわれると、困ってしまう。勢いあまって「ずっと一緒にいてください」式の告白などされてしまった日には、軽く死刑宣告でも受けたかのような気分だ。
やっぱりあたしは、誰ともひとつにはなれない。ずっと独りだ。

誰かの腕の中で、あるいは誰かを腕に抱きながら、「それでもやっぱり独りは独りだ」なんて、思ってみる。そんなしみじみとした孤独が、どうしたことかあたしは好きなのである。
【編集】 |  10:48 |  『セックス、哲学、ロックンロール★』跡地  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
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